冬になるとついしてしまう、「なんとなくのつまみ食い」。そこで今回は、ダイエットカウンセラー・食生活アドバイザー、そして体質別ダイエット診断士をもつおにゃさんに、満足感があって食のリズムを整える「鶏肉とレンコンのみそ炒め」のつくり方を教えてもらいました。鶏肉を食べやすくする、調理のポイントも合わせて紹介します。

「鶏肉とレンコンのみそ炒め」のつくり方を紹介します
「鶏肉とレンコンのみそ炒め」のつくり方を紹介します
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冬になんとなく「つまみ食い」してしまう理由は?

冬になると、いつもと同じものを食べているつもりでも、なんとなく体が重く感じたり、気がついたら体重が増えていたりすることがありますよね。寒い季節は、体が自然と温かさを求めやすいため、つい食べ物に手が伸びる回数が増えやすいからなんです。

たとえば、夕方になると甘いものや温かい飲み物が欲しくなったり、家にいる時間が長いと、とくにおなかがすいていなくても「なにか食べたいな」と感じることはありませんか? これは空腹ではなく、「安心したい」「ほっとしたい」という体からのサインに近いものです。

ただ、この「なんとなくのつまみ食い」が積み重なると、食事のリズムが乱れ、結果として体に重さを感じやすくなります。

ここで「控えよう」「がまんしよう」とすると、かえって食べ物への意識が強くなってしまうことも。

だからこそ、冬は「食べすぎないように量を減らす」よりも、食事そのものの満足度を高めることが大切です。食べ終わったときに「食べた~!」と感じられると、あとで余計なものをつままなくなります。

温かい麺やどんぶりに偏らない主菜のすすめ

寒い日は、すぐに温まる麺類やどんぶりものに頼りたくなりますよね。温かい麺類やどんぶりはおいしくて満足度も高いのですが、麺やどんぶりはかむ回数が少なくなりやすいため、食べ終わっても満足感が続きにくいことがあります。おなかは満たされても、気持ちが落ち着かず「もう少しなにか…」となってしまうんです。

そこで冬に意識したいのが、主菜をひとつ決めるごはん!

鶏肉、豚肉、魚、厚揚げ、豆腐など、主役になる食材をまずひとつ選びしっかり食べること。

メインの主菜があると

・自然とかむ回数が増える

・食後の満足感が高まる

・つまみ食いが減る

という流れが、無理なく日常のなかに根づいていきます。