更年期世代の日常的にできる「腰痛予防策」

運動する50代女性
※画像はイメージです(画像素材:PIXTA)
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更年期の腰痛は、次に紹介する「3つの習慣」を心がけることで予防できます。

●1:運動習慣

デスクワークや立ち仕事など長時間同じ姿勢でいることは腰痛につながりやすくなります。適度な筋トレや運動、ストレッチなどが有効です。

足腰の安定のために太ももの筋肉である大腿四頭筋(だいたいしとうきん)やお尻の筋肉である臀筋(でんきん)などを鍛えましょう。

運動はウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。ストレッチは腰回りや、太ももの裏側の筋肉であるハムストリングを中心に行うとよいでしょう。

また、普段から腰に負担をかけるような重い荷物を持つのは避け、正しい姿勢を心がけることも大切です。

●2:食事

食事に関しては東洋医学的な観点から、症状に応じて次のことを意識しましょう。

・「肝」の乱れ

主な症状:イライラ・落ち込み、筋肉のけいれん・手足のしびれ、貧血など

酸味の強いものの摂取が有効とされています。酢やトマト、キウイフルーツなどの酸味の強い野菜や果物、梅干しなどを取り入れましょう。

・「腎」の乱れ

主な症状:耳鳴り、めまい、頻尿、尿漏れなど

適度な塩分摂取のほか、黒ゴマ、黒豆、黒キクラゲなどの黒い食品が有効といわれています。

●3:ツボ押し

ひざの裏側の「委中(いちゅう)」というツボが腰痛に有効とされています。ひざを軽く曲げて親指で押すと軽い痛みを感じるところです。

委中のツボ押しは腰回りのほか、足の疲労、むくみ、冷えなどに効果があるといわれています。

ひざを軽く曲げた状態で、両手でひざをつかみ、両手の親指の腹でゆっくりと押し込むように刺激しましょう。

しかし、ツボ押しは根本的な解決にはつながらないため、日ごろの運動習慣と適切な食事がいちばんです。