老後は便利な都会で暮らす予定だったのに、親の介護のために見知らぬ土地の古い団地で暮らすことになったきんのさん(56歳)。最初は団地暮らしになじめず大変だったそうですが、今は楽しみを見つけたそう。今回は、団地暮らしの楽しみ方を5つ、教えてくれました。
すべての画像を見る(全7枚)1:季節を楽しむ
季節を問わず朝日が差し込む明るい部屋、団地内には緑が多く窓からの眺めに心癒やされます。
私が住んでいるのは郊外の団地なので、周辺にはたくさんの公園があり、のんびりできる外の居場所を近くに見つけることもできました。早起きやお散歩が習慣になり、歩くたびなにかしら発見があります。散歩途中で出合う四季折々の花々や、道に落ちているどんぐりを見つけたときには季節の移り変わりを感じます。
鳥のさえずりを聞きながらベンチでのんびり空を眺めたり、窓辺に草花を飾ったりと新たな楽しみが見つかりました。お金をかけなくても心豊かに楽しめることはたくさんあると気づかされました。
2:古さや不便さを楽しむ
築56年の古団地は、計画的に修繕されているため、見かけはそう悪くありませんが、設備はかなり古いもの多いです。壁や窓に近づくと冬場はゾクっと冷気を感じます。
24時間換気設備なんてもちろんないので、カビが発生しやすく、お風呂場には換気扇がないから窓をあけておくことも多く、寒いです。
けれども、不便さがあるからこそ、心地よく暮らすために試行錯誤を重ねてDIYしたり、新しいことにチャレンジするようになりました。
「自分でつくる」「工夫して暮らす」体験は、住まいと一緒に自分も成長しているような実感がわき、この暮らしに愛着を感じるようになりました。


