服はたくさんあるのに「着られる服」がない! クローゼットにはたくさんの洋服があるはずなのに、なぜか同じ服ばかり着ている…なんてことありませんか? 整理収納アドバイザーでESSEフレンズエディターの大熊江美子さんは衣替えの季節に、“着ないけど捨てられない”服たちと本気で向き合ったそうです。詳しく語ります。

クローゼット
着られる服だけに収めたクローゼットで気持ちがスッキリ!
すべての画像を見る(全4枚)

着られない服であふれたクローゼット。「もったいない」と戦った記録

私はショップのマネキンどおりに洋服を買う「マネキン買い」をよくします。洋服選びのセンスに自信がないので、マネキン買いはラクな買い物ですが、服の量が増えがちなのがネックです。

今回も、「知らぬ間に服が増えて、気がつけばクローゼットに収まりきらない…」なんてことにならないように、年末大掃除前に本気の「捨て活」に取り組みました。

もったいない気持ちと向き合ってどのように服を手放したのか、その記録を紹介します。

「今」の自分が好きなもの、似合うもの

今は切られない服
物理的に着られないサイズの服・昔好きだったけど今はあまり好きではない服

恥ずかしながらこの数年でけっこう太ってしまい、物理的に着られない服も出てきました。

着られる服でも太ったことで似合わない服も多々あり、やせたら着る! と言いたいところですが、思いきって手放すことにしました。

また、好きな服だと思っていたものも、今の私は好きと感じていないことに気づきました。過去の自分が好きだったけれど、今の私はもう好きじゃなくなったことを受け入れるのは苦しい気持ちもありましたが、また好きな服に出合えますようにという気持ちを込めて今回は処分。

好きより「着やすい」「脱ぎやすい」を優先

脱ぎ着しにくい服
仕事で大活躍したけれど脱ぎ着のしにくい服

40代後半、四十肩になり腕が上げにくい、後ろに腕が回しにくいことが増えました。そうなると化学繊維のあまり伸びない生地のトップスは着やすくても、脱ぎにくいことに気づきました。

生地の触り心地なども好きでしたが、脱ぎ着がしやすいことは40代の私にとっては最優先。今回は「着やすい服」「脱ぎやすい服」を残す基準にしました。