理由1:スキルが上がっても「安い時給」のまま
すべての画像を見る(全3枚)多くのパート職は、長く働いても時給が大きく上がることはありません。たとえば、あなたがレジや事務のパートを始めた頃、慣れない手つきで、機械操作にも時間がかかっていたかもしれません。
それでも、1年、2年と続けるうちに、ミスも減り、スピードも上がりました。1年目は6時間かかっていた仕事が、3年目には4時間でこなせるようになったのです。それでも、時給は最初の頃とほとんど変わっていないというケースが多いのです。
つまり、スキルは上がっているのに、収入は増えないという矛盾が起きているのです。あなたのスキルが確実に伸びているのに、その成長が評価されないのは、とてももったいないことです。
理由2:「名もなき仕事」から抜け出せない
扶養内での働き方は、「裏方」のようなサポート業務が中心になることが多いです。もちろん、それも立派な仕事ですが、職場でも「あの人にお願いすれば大丈夫」と思われていても、なかなか表舞台には立てません。
正社員になれば仕事の幅も広がり、やりがいや昇給・昇格のチャンスも生まれます。今のままでは、自分の可能性を狭めたまま時間だけがすぎてしまうかもしれません。一歩踏み出せば、「任される側」になり、働く手応えや自信が、自然と身についてくるはずです。
理由3:将来の年金・社会保障に差がつく
扶養内で働き続けると、自分名義の年金が少ないままとなり、将来的な不安が残ります。
一方で、社会保険に加入して働けば、老後に受け取れる年金も自分自身の力で増やしていくことができるのです。また、傷病手当金や育児休業給付などの手厚い保障も受けられるようになります。
働いている間の「もしも」や、将来の「安心」を得るためにも、今動くことが大切です。今は、多くの企業が「即戦力になる人」を探しています。
とくに、主婦パート層には「まじめで丁寧」「長く働いてくれる」など高い評価が集まっており、以前よりも正社員採用や社会保険適用の対象となるチャンスが広がっています。求められているときに動くことで、条件交渉もしやすく、納得できる働き方が見つかる可能性が高まります。
社会があなたに「働くこと」を求め、政府が「扶養の壁を超えて手取りが損をしないように」と穴埋めの助成金まで用意している今こそ、扶養の壁を超えてチャンスを活かしましょう。


