家づくりで「床材の選び方」を迷う人も少なくないのではないでしょうか? 双子育児に奮闘中のESSEonlineライターの谷ノ内真帆子さんは、2年前に家を建てる際、前の家で感じていた「ストレス」から解放されるべく、床材に「フロアタイル」を採用。実際に暮らしてみて、高い満足度を感じているそう。今回、谷ノ内さんにフロアタイルにして「よかった点」と「気をつけている点」について、教えてもらいました。
すべての画像を見る(全3枚)掃除が苦手な筆者が出合った「理想の床」
夫婦と双子の4人暮らしのわが家。筆者はもともと掃除が得意ではなく、なるべくラクして清潔を保ちたいタイプです。
賃貸アパートに住んでいた頃はフローリングの床でしたが、目地のすき間にホコリや髪の毛が入り込み、掃除しても取りきれないのがプチストレスでした。
そこで、家を建てるときに「毎日の掃除が苦にならない家にしたい」と思い、選んだのが「フロアタイル」。
実際に暮らしてみると、掃除のしやすさはもちろん、見た目の満足度も高く、今ではこの床なしの生活は考えられません。
家づくりで「床材選び」をこだわった理由
賃貸アパート時代、筆者がいちばんイヤだったのは「床のすき間に入り込むホコリ」。
掃除機をかけても取れず、ウエットシートでも引っかかってしまい、毎回イライラ。見た目にはきれいでも、細かいゴミがたまっているのが気になっていました。
当時は、子どもがいなかったのでまだよかったんです。でも、双子の赤ちゃんがいる今の生活では、子どもたちが食べこぼして床を汚したり、オモチャを転がしてそのまま口に入れたりするため、余計に気になっていたかと思います。
あの頃の掃除のしづらさを思い出すと、今の家のラクさをより実感します。
床材選びでは、「デザイン」よりも「手入れのしやすさ」を優先することが、自分に合った快適さにつながると感じました。
メリット1:掃除がしやすく、汚れも目立ちにくい
新居では、見た目も使い勝手も妥協せず「フロアタイル」を選びました。
フロアタイルは水や汚れに強い素材で、床のすきまもなく、ホコリがたまりにくく、掃除機をかけるときもスルスルすべって、力を入れずにすみます。
そしてなにより「柄」があることで、小さなゴミや髪の毛が目立たないのがうれしいポイント。完璧に掃除ができていなくても気になりにくく、「まあ、いいか」と思える余裕ができました。
フローリングのようにこまめなワックスがけも不要で、水ぶきしてもいたみにくいのも魅力です。
私のようなズボラなタイプでも自然と掃除が続けられる床…それが、今のフロアタイルです。
もちろん、木の質感や温かみが好きな人には、フローリングのよさもあると思います。ただ、筆者の場合は「掃除のしやすさ」を優先した結果、フロアタイルがぴったりでした。
