家づくりで近年人気を集めている、リビングの一角に階段を設ける「リビング階段」。 双子育児に奮闘中のESSEonlineライターの谷ノ内真帆子さんは、2年前に家を建てる際にリビング階段を採用。実際に暮らしてみて、高い満足度を感じているそう。今回、谷ノ内さんがリビング階段にしたことで感じた、メリットとデメリットについて語ります。
すべての画像を見る(全2枚)メリット1:デザイン性と使い勝手が両立できる
リビング階段を取り入れてまず感じたのは、部屋全体の開放感です。階段がリビングの一部にあることで視線が抜け、実際の広さ以上に空間が広く見えます。
わが家はそこまで大きな間取りではありませんが、階段の存在がアクセントになり、開放感のある空間をつくってくれました。
また、見た目のデザインもお気に入りです。階段の形や手すりのデザインをインテリアの一部として選べるので、家全体の統一感も出せます。
さらに、階段下を土間収納にしており、タイヤやゴルフバッグなどもまとめて置けるため重宝しています。
デザイン性と使い勝手を両立できる点は、リビング階段ならではの魅力だと感じています。
メリット2:家族との一体感が増し、会話も増える
リビング階段のよさは、家族の出入りが自然とわかることにもあります。階段を上り下りするたびに、必ず顔を合わせるので、なにげない会話が増えました。
わが家は夫婦と双子の4人暮らしです。双子はまだ赤ちゃんですが、リビング階段をとおして家族がつながっているような安心感があります。
筆者が2階の書斎で作業をしているときも、1階のリビングで遊ぶ夫と子どもに声をかけられる距離感がちょうどよく、お互いの存在を感じられます。
また、泣き声にも早く気づける点が便利です。寝かしつけたあと、本格的な泣き声が出る前の「ふぇ」という小さなぐずり声で、子どもが起きたことを察知できます。ベビーモニターもありますが、階段をとおして気配を感じられるのは、育児中にありがたいポイントです。

