ものをもたないこと、手放すことで、暮らしも気持ちもラクになることは多いですが、なんでもかんでも減らせば快適になるとは限りません。今回は、ESSEフレンズエディターでファッションアドバイザーの勅使河原祐子さん(40代)が「これはむしろ増やして正解だった」と実感しているアイテムを3つ紹介してくれました。
すべての画像を見る(全4枚)1.きちんと&おしゃれに見える「シンプルシャツ」
30代の頃はパンツやスカートなどのボトムスを増やしておしゃれを楽しんでいました。ですが「人の視線は顔まわりに集まりやすい」という基本に立ち返り、トップスに力を入れるように。
なかでも「シャツ」は、きちんと感と抜け感を兼ね備えた万能アイテム。羽織りとしてもトップスとしても、肩掛けにも使え、1枚あれば何とおりにも活用できます。ちなみに私の場合は、白シャツ、ストライプシャツ、ベージュ系シャツ、デニムシャツが活躍してくれています。
40代になると、急に「なにを着ても似合わない」と感じることもありますが、ストライプや淡いカラーなど、手もちのベーシックカラーのボトムスと相性のいいものを選べば、コーデに迷わなくなります。
●シャツを増やしてよかった理由
・1枚で着てもだらしなく見えず、「きちんと見え」がかなう
・顔映りがよく見える色やデザインで印象がアップ
・羽織るだけで体型カバーになる
2.気分が上がる「カラーアイテム」
服や小物を選ぶとき、「無難だから」「失敗しないから」という理由で、黒やベージュを選んでしまいがち。ですが、ある日試しに着てみた黄色のニットが、自分の気分も見た目も一気に明るくしてくれました!
40代は体調で気分が落ち込んだり、忙しい日々の中で自分を後回しにしてしまうことも多いですよね。そんなときに明るい色を取り入れることで気分が上がり、メンタルの支えになってくれました。
派手すぎるかも? と思っても、小物など面積の少ないアイテムから取り入れれば簡単。私の場合は、肌なじみの良い黄色や緑などのアイテムをトップスに取り入れたり、バッグでは赤や薄ピンクを差し色にして楽しんでいます。
●カラーアイテムを増やしてよかった理由
・黒やグレーなどの定番色に頼らずとも「あか抜けた印象」が簡単につくれる
・鏡に映る自分が明るく見えて、気分が上がる
・「服がワンパターン」問題が自然と解消される