ものを増やしすぎず、すっきり暮らしを実現するためのアイデアを紹介します。整理収納コンサルタント・須藤昌子さん(50代)のケースです。ここでは、須藤さんが実践している、ちょっとした考え方の工夫で簡単に片付けができる4つのコツについてご紹介します。
すべての画像を見る(全5枚)1:ためこみがちな「試供品」はすぐ使う
サンプルや試供品など、つい「いつか使うかも」と置いたままになっていませんか? もらった瞬間がいちばん新鮮で、忘れることなく、実際に使うのに最適なタイミングです。「そのうち行くであろう旅行のときに」など、使う機会が明確でないことのために「とりあえず取っておく」ではなく、もらったらすぐに使うことを心がけています。
使わなければ本来の役割を果たさないまま場所を取るだけですし、劣化する可能性も考えておくことも大事です。サンプルは「使うことを前提にもらう」と決めると、ムダも減ります。
2:使っていないものは、1か所にまとめるだけでOK
片付けようと思って、いきなり「捨てる・捨てない」を判断しようとすると、迷いが出て手が止まってしまいます。そんなときは、使っていないものを1か所に集めておくだけで十分です。
まとめておくと「思った以上に使っていないものが多い」と実感できますし、あまり使わないものがなくなった収納によって、使いやすさを実感できたりもするものです。これだけでも意識が変わり、「やっぱりこれは手放してもいいかも」と思えるきっかけになります。
私自身もこの方法を取り入れてから、「無意識に残していただけだった」と気づくことが増えましたし、段階を経て、捨てるかどうかを考えることができるので、捨てることへの罪悪感の軽減にもなりました。