髪や肌悩みの引き金は、ずばり乾燥! 皮膚科医専門医の土屋佳奈先生とヘア&メイクアップアーティストの広瀬あつこさんが、本格的な乾燥シーズンに向けた「保湿ケアのルール」を教えてくれました。
すべての画像を見る(全6枚)乾燥によるダメージが肌トラブルを引き起こす
秋に肌がボロボロなのはなぜかというと…?
「夏の紫外線ダメージが原因です。ダメージを受けるターンオーバーは早まりますが、肌から育つのは未熟な細胞ばかり。加えて大人は皮脂量が少なく、水分を保持するセラミドの生産能力も落ちるので、外的刺激から肌を守るバリア機能が低下。そのため乾燥が進んでトラブルが目立つようになります」(皮膚科医・土屋先生)
だからこそ重要視したいのが保湿ケア。ただし…。
「大人の肌は化粧水の『入り』が悪く、うるおうまでに時間がかかります。秋冬向けのケアを取り入れて、保湿力の強化を」(ヘアメイク・広瀬さん)
「秋冬のスキンケア」ルール4つ
夏のダメージを立て直し、うるおいを保てる肌になるためのスキンケアをご紹介します。
●ルール1:バリア機能を助けるセラミドコスメを投入!
乾燥しやすい人ほど、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分配合のものに注目。
「とくにセラミドは角層内に浸透し、水分をサンドイッチのようにはさみ込んで肌のバリア機能を高める力が」(土屋先生)
●ルール2:油分を多く含む秋冬コスメにシフト
気温や湿度が下がってきたと感じたら、秋用のスキンケアにきり替えを。
「乳液をクリームに替えるなど、より油分の多いものを使用して」(土屋先生)
●ルール3:肌をこするのはNG!摩擦レスを徹底して
肌摩擦はバリア機能を低下させる原因に。
「毎日の洗顔でなるべく刺激を与えないようにします。きめ細かい泡をたっぷり使い、肌をじかに触らないようにして」(土屋先生)