今は使っていない「子ども部屋」を見直すとき、やってよかったアイデアをご紹介します。自立したお子さんと話し合いつつ「子ども部屋を大人部屋へ少しずつ変えている」という、カリスマ主婦の若松美穂さん(50代)に、その手順をお聞きしました。

現在進行形で「子ども部屋の荷物」を見直し中。やってよかったことは?
現在進行形で「子ども部屋の荷物」を見直し中。やってよかったことは?
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1:今後どう使うか、おおよその予定を決める

子どもたちが自立したあと、使っていない部屋を皆さんはどうしているのでしょうか。そのまま残す人、帰省で子どもがホッとするだろうと考えて配置変えを躊躇(ちゅうちょ)する人、どう片付ければいいのかわからない人…さまざまだと思います。

わが家は、子ども部屋から大人部屋へと少しずつ配置を変えています。

最初は子どもたちがパートナーと帰ってきたり、お友だちと泊まったりすることを考えて客間にしていました。そののち帰ってくる頻度が減ってきたので、晩年は夫の部屋にすると決め、夫も巻き込むことができているように思います。

もちろん、これから変更することもあると思いますが、“現時点”での大まかな予定を立てて動きやすくなりました。

2:子ども部屋について家族内で話題にする

わが家はインテリアについて考えることが好きな方だと思います。そこで家族を巻き込み、部屋のレイアウトについて意見をもらいました。「こんな感じはどう?」「この雰囲気もいいね」と写真を送りあったりして、子どもたちとの話題が盛り上がったのはメリットのひとつです。夫婦で出かけたときに、インテリアショップを見ることも日々の楽しみに加わりました。

なかには、意見の衝突の原因になることもあるかもしれませんが、考える、思う、言うことは自由。異なる意見でも強く否定せず、「それもアリだね」「こんな心配も出てくるね」と、よい方に向かうための会話を楽しみました。

3:家族がそろう連休に大型家具を手放す

写真:ESSE子ども部屋~大型連休に解体した収納~
連休中に解体した収納

大きな家具や収納は、さすがにひとりでは難しいものがあります。そこで、家族がそろう長期連休や大型連休を使い、処分や組み立て、ゴミ集積場への運搬に協力してもらいました。

大きな収納を手放せばものを入れる場所もなくなるので、結果として処分するしかない…という利点もあります。とくに学校の卒業時や就職時は、教科書や部活グッズなど一気に処分できるものが増えるので、連休中はいいチャンスなのかもしれません。