近年、話題の「自分ファースト」な暮らし方。「自己中心的」とはまた異なる、他者との関係も大切にしつつ、自分自身を尊重するという考え方が、多くの人の共感を呼んでいます。しかし、育児に忙しい世代はなかなか自分時間を確保するのが難しいことも…。2人の男の子を育てているESSEフレンズエディターの久世よう子さんもその1人。自分ファーストな時間をもつことに抵抗があった久世さんでしたが、あることをきっかけに、人生初の「スーパー銭湯」に1人で行くことに。ひとり時間を過ごしてみて感じたことを、久世さんが語ります。

スーパー銭湯に行く際の荷物セット
タオルもアメニティも入館料に含まれていたため、持参した荷物は貴重品と日焼けどめだけ
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「自分ファースト」な暮らしについて考える

雑誌『ESSE』10月号で見つけた「自分ファーストな暮らし方」という特集。

「自分ファースト」といっても、現在子育て真っ盛りの私には、正直、とても贅沢で遠いもののような感じがしました。

しかし、中身を読んでみると、誌面に登場しているみなさん、とても工夫して時間をつくっていて、目からウロコ。その使い方もさまざまで、短い時間でも自分時間をつくって充実されている方もいて、まとまった時間でなくともいいのか、と参考になりました。

同世代の知人のひと言がきっかけに

ESSE本誌を読む久世さん

また同じ頃、50代の知人に会って早々「疲れてるんじゃない?」と指摘され、1人でゆっくり大きなお風呂で体を温めることを提案されました。知人も最近スーパー銭湯に行ったそうで、とてもよかったという話を聞いて行くことを決めました。

しかし、前々から気になっていたものの、スーパー銭湯を利用するのは初めて。しかも家族を置いて、丸1日のんびりするのは抵抗がありました。

なので数時間だけでも行ってみようと、電車で1時間以内で行けるスーパー銭湯を検索し、行ってみることに。