まだまだ麦茶が手放せない暑さが続いていますね。節約も兼ねてティーバッグから出した麦茶をおいしく飲みたい! と思った入社2年目・ESSEonllineトレンド担当編集Mは、有名麦茶メーカー・はくばくさんを直撃。家でも「おいしい麦茶を飲むコツ」を聞きました。ここでは、水出し・煮出し麦茶の違いや、急須を使う「リッチな麦茶」の裏ワザもお伝えします。

麦茶をいれる様子
つくり方次第で味も変わる?麦茶のおいしいいれ方を徹底調査!
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おいしい麦茶をつくるコツ。水出しは2時間、煮出しは1時間

おいしい麦茶のカギが「ティーバッグを取り出すタイミング」にあると語るのは、「水出しでおいしい麦茶」などの有名商品を手がける、株式会社はくばくの広報担当・田中桃子さんです。

「水出しなら最低2時間以上、煮出しなら1時間程度で取り出すのを推奨しています。ティーバッグは長く浸すほど濃くなりますので、お好みで調整してください。ただし、長時間入れっぱなしにすると苦みが出てしまいます。また、衛生面的にも好みの濃さになったら取り出すようにしてください」(田中さん、以下同)

●粉砕と丸粒で、のど越しや味わいも違う!

麦茶のティーバッグは大麦を細かくした「粉砕」タイプと、粒のまま使用した「丸粒」タイプに大きく分かれます。

「粉砕タイプは、水出し専用やお湯出し両用、煮出し両用麦茶など抽出タイプはさまざま。こちらはすっきりとした味わいが特徴で、のど越しを楽しめます。一方、丸粒麦茶は煮出しで使うことが多く、深みとコクを一層引き出せます」

水出し・お湯出し・煮出し麦茶のおいしいつくり方

麦茶の抽出方法は大きく分けて、水出し・お湯出し・煮出しの3種類。それぞれの「おいしいいれ方」を教えてもらいました。

●水出し麦茶のつくり方

水出し麦茶の写真

<材料:水出し用麦茶ティーバック1袋・水1L>

(1) 水を注いだ冷水ポットにティーバッグを入れ、冷蔵庫へ入れる。

(2) 約2時間後(水が冷える頃)にティーバッグを取り出す。

※ 水出しお湯出し両用のティーバックでも同様につくれます

●お湯出し麦茶のつくり方

<材料:水出し・お湯出し両用麦茶ティーバッグ 1袋・お湯 1.5リットル>

(1) やかんなどで水を沸騰させる。

(2) 沸騰したら火を止め、ティーバッグを入れる。

(3) 約1時間後にティーバッグを取り出し、粗熱を取ってから別の容器に移し替える。冷やして飲む場合は、冷蔵庫へ入れる。

●煮出し麦茶のつくり方

<材料:煮出し用麦茶ティーバッグ1袋・お湯1.5L>

(1) やかんなどで水を沸騰させ、ティーバッグを入れ3~5分煮出し、火を止める。

(2) 約1時間後にティーバッグを取り出し、粗熱を取ってから別の容器に移し変える。冷やして飲む場合は、冷蔵庫へ入れる。

※ メーカーによってつくり方や完成する量に多少違いがあります。パッケージに記載のつくり方をご確認ください

※ 麦茶をつくるごとに容器は洗浄し、清潔を保つようにしましょう。また、つくった麦茶(冷蔵庫保存)はつくった日を含め2日程度で飲みきるようにしましょう

実際につくって飲み比べると、味にも明確な違いがありました…!

水出し麦茶はさらさらとしているので、暑い日に一気に味わいたくなる飲み心地。お湯出しは水出しよりもコクがあるけど、煮出しよりもさっぱりという感じ。煮出し麦茶は、芳醇な香りが広がり、ひと息つきたいときにぴったりだと思います。