せっかく「捨て活」を始めたのに、家族のものの多さや非協力的な姿勢になかなか家が片付かない…という人も多いのでは? ミニマルな暮らしを発信するOdekoさんは「自分だけの聖域をつくるのが大切」と語ります。ものが多い家族がいても、スッキリした暮らしを手に入れるための考え方とコツを教えてもらいました。

クローゼット
服はオールシーズン11着!ミニマリストOdekoさんの暮らしを紹介します
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1:家族のものにイライラする前にまず自分のものを整える

インテリア
ブック型収納の中は文房具と体温計が入っています

私が本格的に「捨て活」を始めたとき、片付けても片付けても散らかるリビングに絶望したのを覚えています。そして、100%夫のせいだと確信。

だけど、実際リビングに散らかっているものを1つ1つ精査してみると、7対3くらいの割合で、散らかっていたのは私のものでした。

家族みんなでもちものを見直して、すっきり暮らせるのが理想ですが、理想ばかり先走って、家族のせいにしていてはケンカの元にしかなりません。

なにごともそうですが、まずは自分がやってみる。自分のものと向き合って、整えてみることが大切。

もしかするとすっきり整った空間の快適さを目の当たりにしたとき、家族の心は動くかもしれませんが、それを期待するのは自分のものをきっちり整えてからでも遅くないはず。

まずは、「できることから確実に」と思います。

2:自分のためだけのエリアを確保して「聖域」をつくる

クローゼット
クローゼットが唯一自分だけのエリア

家族のもちものの前に、まずは自分のもちものを整える。このときいちばん大切なのが、自分だけのお気に入り空間「聖域」をつくることです。家の中でたった1か所だけだとしても、自分のお気に入り空間があれば、以下3つのメリットがあります。

・「捨て活」の満足感を感じられる

・心がスッキリする

・自分への癒やしになる

私にとってはクローゼットが「聖域」です。

そして、クローゼットが整うと、以下のメリットがあります。

・毎朝コーデに悩まなくなる

・毎日好きな服が着られて、気分が上がる

・むやみに服を買うことが減って、お金にゆとりが生まれる

このようにクローゼットは、ものを減らすメリットがたくさんつまっているので、自分の「聖域」として最適な場所です。