1:自分の時間を「見える化」する
すべての画像を見る(全6枚)最初のステップは、時間を「見える化」することなのだそう。見える化するためには、具体的にどうすればいいのでしょうか。
「まず着手して、効果を感じたのが自分の時間を“見える化”すること。自分にどれくらい自由時間があるのか把握することが大切でした。私は縦軸に時間が入った手帳を使っていて、毎週日曜日に、1週間のなかで自由に使える時間を赤ペンで囲っています。そうすると時間が可視化されて、いままで先延ばしにしていたことも、自由時間のなかで終わらせようと集中できる。時間は“有限”なんだと気づくことが大事なんです」
2:時間を“浪費・消費・投資”の3つのタイプに分ける
時間を「見える化」したら、次はその使い方を意識することが重要だと竹澤さんは話します。
「ポイントは、時間をお金は同じ価値があるものととらえることです。私は手帳を家計簿ならぬ“時間簿”のように使っています」
時間はお金と同じように
・浪費
・消費
・投資
の3つのタイプに分類できるそうです。
●「浪費」の時間
浪費の時間は、ついダラダラとスマホを見てしまうような時間。
●「消費」の時間
消費の時間は、家事など生活のためにやらなくてはならない時間。
●「投資」の時間
上記の2つを減らして生まれた時間を、自分のやりたいことや、自分が幸せだと感じることに使うのが投資の時間です。
「この投資の時間が増えるほど、人生の満足度は上がっていくと思います」
投資の時間は、さらに「未来の自分のためになる時間」と「今の自分を幸せにする時間」の2つに分けられるのだとか。
「自由に使える時間をどうやって使うか、バランスを考えるのも楽しいですよ」
3:ときには“やめる”勇気も必要
時間をつくり出すために、ときにはなにかをやめる勇気も必要。竹澤さん自身も、ある大きな決断をしたそうです。それは「テレビを捨てる」ということ。
「私自身がもともとあまりテレビが好きではなかったのもありますが、子どもが延々と見続けてしまうことで悩み、それならいっそなくしてしまおうと思ったのです」
ほかにも、人間関係で「浪費の時間」がないかも見直し。
「以前は誘いを断れない性格でしたが、気が進まない飲み会やイベントは、上手にお断りする。時間を意識するようになってから、物事の優先順位をつけるのがうまくなっていきました」
時間を選ぶ力が研ぎ澄まされていくことで「人生をより主体的に生きられるようになった」と竹澤さんは話します。
まずは1日の時間を「見える化」し、浪費の時間を減らして、自分のやりたいことに専念できる投資の時間に変えてみる。普段からあたり前と思っている生活習慣や人づき合いを見直すことで、時間にゆとりがうまれ、人生がより豊かなものに変わっていくかもしれません。