3:「舌ブラシ」で舌の汚れをケア
すべての画像を見る(全3枚)舌ブラシを使ってケアをすると、舌の汚れである「舌苔(ぜったい)」が落ちやすくなり、口臭予防にもなります。舌専用クリーナーに舌専用クリーニングジェルをつけてケアするようにしてください。
舌ブラシを使う際は、舌をやさしくなぞるように上から下にゆっくり丁寧にケアしましょう。スポンジ型の舌ブラシもありますが、毛先がやわらかく短いブラシで、曲線がついているタイプの方が舌苔を除去しやすく、おすすめです。
●歯ブラシで舌掃除をするのはNG!
避けたいのは、歯みがきのついでに普通の歯ブラシで舌掃除をしてしまうこと。歯ブラシは毛がかためなので、舌の味を感じる味蕾(みらい)や粘膜を傷つけてしまいかねません。とくに40代から50代は、味蕾や粘膜がデリケートになる傾向があります。
また、研磨剤が粗いもの、もしくは研磨剤が入っている歯みがき粉をつけて歯ブラシで舌をみがく方がいますが、舌を傷つけることがあるので、舌ブラシ専用のもので優しくなぞるように上から下にゆっくり丁寧にケアすることが大切です。
4:口内まるごとケアできる「歯みがき粉」を取り入れる
歯みがき粉を選ぶ際は、歯をみがいたあとの清涼感や爽快感が長時間続き、口腔内のバランスを整えてくれるものがよいでしょう。
また、合成香料・合成着色料不使用など、口に入れるものだからこそ安心できる処方を選ぶと、敏感な方でも快適に使えます。
近年、アンチエイジング分野でも若返り成分として注目されているエクソソームや、腸内環境を改善するプレバイオティクス入りなど、腸活やスキンケアの原理で口腔環境の菌活・エイジングケアができる歯みがき粉も登場しています。
エクソソーム配合の歯みがき粉は、歯茎の出血予防、抗炎症作用、抗菌作用があることから、傷口の修復が期待できることで注目されているので、そういった効能を意識した歯みがき粉選びをしてみてもよいかもしれません。
以上、プレシニア世代が取り入れたい「口腔ケア対策」について紹介しました。
40代から50代の方々の口腔環境はデリケートなので、使うアイテムも入念に、自分に合ったものを選ぶことで、快適な口腔ケアができるでしょう。