義実家の片付けに奮闘する家庭の「リアルな食卓」をお届けします。今回話を伺ったのは、義実家の片づけ記録をブログでつづっているやまだめがねさん(50代)。自分たちだけでなく、義両親も食べられるおかずをいかに効率よくつくるかを披露していただきました。
すべての画像を見る(全6枚)週の半分ほどは、義実家におかずを差し入れ
やまだめがねさんは、50代の夫婦ふたり暮らし。自身は築40年の団地ですっきりと暮らしていますが、今はものがあふれた義実家の片付けに奮闘中です。
「義両親はプレ介護のような状態。義父は認知も進んでいます。片付けをしながら、食事など家事全般のサポートもしているような状態です」(めがねさん、以下同)
週に2、3回はご飯とおかずを差し入れ。つくったおかずは、プラ容器につめて運んでいます。
「以前はすべてつくっていましたが、片付けしながらなのでそれも難しい。スーパーのお総菜に頼る日ももちろんあります。義父はなんでも食べてくれますが、義母は食が細いうえに偏食ぎみ。ご飯と佃煮でいい、と言われるのですが、それだと明らかに栄養不足です。なにをつくろうか、どんなものなら食べてもらえるか、考えるのはけっこう大変です」
時短優先。一から全部つくろうとしない
自分たちの暮らしに加えて、今は義実家の片づけやそれに伴う手続きが大づめ。忙しく、丁寧に自炊する時間がとれない状態です。
そこでめがねさんは、スーパーの冷凍野菜をうまく活用。
「あれこれ試して義両親に好評だったおかずが、里芋とイカの煮物。里芋は冷凍食品を使っているのでとても簡単です」
イカをさばく手間がありますが、新鮮なイカを使うほうが断然おいしい、とめがねさん。
「暑い時期の買い物は、冷凍の里芋が保冷剤がわりになってくれて一石二鳥です」
さらに時短したければ、イカも冷凍のものを使うという手もありそう。