湿気がちな季節はカビが気になるところ。元祖節約主婦として知られるカウンセラー・エッセイストの若松美穂さんは、とある3つの習慣でカビの発生を予防しているそう。そこで、日常的に続けられる「カビ対策」を3つお聞きしました。
すべての画像を見る(全6枚)1:除湿モードでなるべく湿度60%以下をキープ
朝起きた時点で、ジメジメとした暑さを感じる日も増えてきました。家の気密性や風とおしのよさ、建っている場所。マンションか戸建てかでも、自宅のカビ対策は少しずつ異なるかと思います。
わが家は戸建てですが、1階はそれほど風のとおりがよくありません。むしろ窓をあけたばかりに湿気が家のなかに入ってきて、心地が悪くなることもあります。ですので蒸し暑い日には無理に窓をあけず、エアコンの除湿機能を使います。
とくに梅雨どきは、起きた直後からエアコンの除湿機能を稼働させます。多少電気代がかかるとしても、壁やベッド、収納棚、収納されているものにカビが発生したら、手間も金額も心地悪さも電気代程度ではすまなくなります。もちろん、それによって健康を害することを考えても同様です。
また、起きたてのベッドはすぐに布団やカバーをかけるのではなく、一旦脇に寄せて熱と湿気を飛ばすようにしています。涼しい日には、布団乾燥機をかけることもあります。
●湿度計でこまめにチェック
カビは湿度60%以上から活発になり、80%からはさらに繁殖するのだそう。そこで役に立つのが湿度計。体感だけではなく数字で示されるので、除湿モードをかける目安がわかりやすいです。
とくに洗面所の湿度計は、隣の浴室から人が出てくると一瞬で70%~80%ほどになることも。浴室の扉はできるだけすぐに閉め、急速の換気扇をかけています。また24時間換気もつけたままにしています。
2:「ちょいあけ」で空気のとおり道をつくる
各部屋で頻繁にあける場所はよしとして、使う回数の少ない押し入れや収納棚は湿気がこもりがち。ふいにあけたとき、ムワッとした空気に驚くことがあります。そこで、棚の“チョイあけ”をときどき行うことで、空気のとおり道をつくるよう心がけています。
また、家具を壁にぴったりつけないのも私流。空気が循環しやすいですし、掃除をするきっかけにもなるかなと思っています。