「胃腸の調子がよくない…」「なんとなく全身が重たい…」こんなお悩みは、臓器の働きが弱っているからかもしれません。今回は、全身の気・血・水を巡らせ、臓器の働きを活性化させる経路ストレッチを、鍼灸院院長の柳本真弓さんに教えてもらいました! 「反動をつけずに、心地よさを感じながらゆっくりと伸ばしましょう」
すべての画像を見る(全5枚)体の巡りを整える!手軽にできる経路ストレッチ5選
全身にある経路を刺激するストレッチを5つご紹介します。取り組みやすい簡単な動きのものばかりなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
●1:<手の甲側の薬指から腕の後ろ側>水の流れをよくする三焦経(さんしょうけい)を伸ばす
片腕を前にまっすぐ伸ばし、反対側の手で手の甲の薬指の上あたりを押さえて10~15秒キープ。手の甲の薬指のラインから腕の後ろ側の伸びを感じて。反対側も同様に行います。
●2:<肩から腕の後ろ側>小腸経を伸ばして、気持ちをリラックス
腕を上げて反対側の手で押さえ、ゆっくりと横に伸ばします。そのまま10~15秒キープ。腕の後ろ側から肩の後ろあたりまで伸びを感じればOK。反対側も同様に行います。
●3:<首から顔の横のライン>大腸経を伸ばして便秘を解消
手を頭の上に置き、ゆっくり頭を横に倒して首から顔の横のラインをゆっくり伸ばします。そのまま10~15秒キープ。頭の位置をゆっくり戻し、反対側も同様に行って。
●4:<ももの前側>消化をよくする胃経と脾経を伸ばす
背筋を伸ばしてまっすぐ立ち、手で足先をつかんでももの前側を伸ばします。そのまま10~15秒キープ。ふらつく場合は壁やイスにつかまっても。反対側も同様に行います。
●5:<ももの後ろ側>膀胱経、腎経を伸ばしてむくみ解消
イスなどの上にかかとをのせ、両手をひざの少し上にのせて。背中を丸めず伸ばしたまま、股関節を折るようにして上半身を前に傾け、10~15秒キープ。反対側も同様に行います。