物価上昇や米不足で家計に負荷がかかっていませんか。この「米問題」は上手にやりくりしてなんとかして乗りきりたいところ。この記事では、ESSEonlineライターが米の高騰や不足に負けずに、食事のバリエーションを増やすための5つの工夫をご紹介します。家計の負担を軽減しながら、家族全員が満足できる食事のコツが満載です。
「米」のさまざまな問題に負けないための5つの工夫
ここ数年、たびたび報道されている日常生活での物価や食費の上昇。とくに日本の主食である「お米」の価格高騰は家計に大きな影響を与えています。筆者も、毎日の食卓に欠かせないお米の値段が上がるたびに、どうするべきか頭を悩ませてきました。さらに最近では米不足といった問題もありますよね。
しかし、米に代わる食材を工夫することに取り組んでみた結果、家計の負担を軽減し、バリエーション豊かな食事を楽しむことができました。この記事では、夫婦2人暮らしの筆者自身の経験を交えながら、取り組んだ5つのアイデアをご紹介します。
●1:パスタやうどんを活用して米の消費を抑える
お米の代替として最初に思いつくのが、小麦を使ったパスタやうどんです。スパゲッティやマカロニは調理も簡単で、さまざまなソースや具材と組み合わせやすい点が魅力的。
筆者自身、夕食のメニューに悩んだときには、よくパスタ料理を取り入れています。ミートソースやカルボナーラは夫の好物でもあるため喜ばれ、手軽につくることができるので大助かり。
また、うどんやそばもシンプルな味つけで十分に満足感が得られるため、米を使わずに食卓を豊かにすることができます。
●2:野菜たっぷりの「おかず」をメインにする
米に代わる食材を探すときに意識したいのが、「おかずをメインにする」考え方です。お米を中心に据えるのではなく、野菜やタンパク質を多く取り入れた料理をつくることで、自然と米の消費量を減らすことができます。
野菜は、季節ごとに安く手に入るものが異なるため、その時期に旬を迎える食材を選ぶことが節約にも。筆者がよくつくるのは、野菜をたっぷり使った「ラタトゥイユ」や「野菜炒め」です。
これらは、冷蔵庫に余っている野菜を無駄なく使うことができるうえ、メインディッシュとしても十分なボリューム感があるため、満足度の高い食事がつくれます。また、野菜を増やすことで、家族の健康にもいい影響があると実感しています。
●3:鶏肉や豆類でしっかり満腹感を得る
満腹感を得るために、タンパク質豊富な食材である鶏肉や豆類を活用するのもおすすめ。とくに鶏むね肉や鶏もも肉は、比較的安価で手に入りやすく、さまざまな調理法が可能です。
豆類も食物繊維が豊富で、料理に取り入れると栄養価が高まるだけでなく、食べ応えがあるため、主食の量を抑えることができます。
わが家では、鶏肉を使った「照り焼きチキン」や「チキンステーキ」、豆類を使った「チリコンカン」などを頻繁につくります。チリコンカンは大豆やヒヨコ豆、トマトを煮込んでスパイスを効かせるだけで、簡単につくれるうえに満腹感があり、夫にも好評です。
ご飯を減らしても、しっかりと満足できるメニューにすることで、無理なく米の消費を減らせています。