●4:玄米や雑穀を取り入れて栄養価を高める

米の代替としても、栄養価の高い「玄米」や「雑穀」を取り入れるのもひとつの方法です。通常の白米よりも価格が高いイメージがありますが、じつは少量でも十分な満腹感が得られるため、結果的には節約になることも。

雑穀は、少量を白米に混ぜて炊くだけで栄養価がアップし、米を使う量を減らすことができます。筆者自身、以前は白米ばかり食べていましたが、最近では玄米や雑穀を取り入れました。

玄米は噛む回数が増えるため、少量でも満足感があり、自然とお米の消費量が減ったのです。さらに、栄養価が高いので健康面でもプラスになる点もうれしい。

●5:オートミールを主食代わりに使う

最近注目を集めている食材のひとつが「オートミール」です。オートミールは栄養価が高く、腹もちがいいため、米の代わりとして使うのに最適。しかも調理も簡単で、水や牛乳を加えてレンジで加熱するだけで食べられます。

おかゆ風にしたり、リゾット風にしたり、さまざまなアレンジが可能。筆者が気に入っているのは、オートミールを使った「和風リゾット」です。

みそやだしを使って味つけをすることで、日本人になじみのある味に仕上げることができ、夫も抵抗なく食べてくれます。また、オートミールはお米に比べて価格が安定しており、量も少なくてすむため、家計にも優しいです。

米のさまざまな問題が起こることで、主食としてのお米の消費を見直すことは、家計を守るために必要な工夫です。しかし、米を完全に排除するのではなく、代わりとなる食材や料理を上手に取り入れることで、食事の満足度を保ちながら節約することが可能。

筆者自身、米の消費量を減らしても、家族に満足してもらえる料理を工夫することで、無理なく節約を続けられています。ぜひ、今回ご紹介したアイデアを参考にしてみてくださいね。