年を重ねながら、どんどん新しいことにチャレンジしていく「断捨離の提唱者」やましたひでこさん。ここでは、沖縄での新しい暮らしをご紹介。都心から緑豊かな土地に移り住んだ経緯を語ってくれました。やましたさんのこだわりが詰まった住まいも必見です。

外を眺めるやましたひでこさん
やましたさんが暮らすマンションがあるのは景観地区で、窓からの眺めが美しい
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都心のタワマンから、自然に囲まれた住まいへ移住

綺麗な部屋

やましたさんが新しい住まいとして選んだのは、沖縄。ご自身や夫の故郷と離れた、縁もゆかりもない場所です。

「断捨離って、断って、捨てて、離れていくということ。でも、いちばん断ちたいのが家や土地、そして家族。誰もがそれに守られているつもりで、じつは縛られて生きているんだという結論にたどり着いたんです。意図的にしているならいいけれど、私はそこにしがみついて生きたくはないと思ったんです」

沖縄を選んだ理由はじつにシンプル。

「夫が『寒いな』って言ったから、『じゃあ暖かいところに行こう!』と(笑)。以前は都心のタワーマンションの48階に住んでいましたが、今度はあえて低層階を選びました。自然に囲まれたこの環境が気に入っています」

無垢材の家具と思いれのあるアートに囲まれて

綺麗に片付いた部屋

すっきりとしたリビング&ダイニングでまず目に入るのは、大きな無垢材のダイニングテーブル。

「10人くらいゆったり座れる大きさで、仕事も、食事もここでします。沖縄生活を始めるに当たって選んだ家具は、すべて無垢材を使った手づくり品。今後、どこに引っ越しても似合うような家具を選びました。家具は経年劣化ではなく、経年が味わいになると思っています」

シーサーとアート

家具はすべて石川県小松市「生活アート工房」のもの。大好きなシーサーの上の織物は、京都西陣の「龍村美術織物」で入手。

そして部屋を彩るのは、やましたさんが選び抜いたこだわりのアート。余計なものがなく見たいものだけが、目に入ってくる気持ちのいい空間です。