50代は家族構成が変わるタイミング。これまではお子さんがいて、成長のたびにものを買う必要があった方も、ここからの人生後半はものを減らし「歳を取った老夫婦で管理できる量」に減らしていくことが必要です。ここでは50代の夫婦ふたりで暮らすミニマリストの本多めぐさんが、「ものをもつときに考えたい3つのルール」について教えてくれました。
すべての画像を見る(全3枚)1:多すぎる家具は減らすべし。一人で動かせない「大物家具」はいらない
50代は、子どもが巣立ち家族が減っていく時期。今まではお子さんと大人数で暮らしていても、老後は夫婦ふたりの暮らしに戻っていきます。ひとりの場合もあるかもしれません。
なので、家具はコンパクトなものでじゅうぶん。今持っている家具を買い替えるのはお金がかかるため、引っ越しのタイミングや、壊れたタイミング、古くなって買い替えるときがきたら、そのときは小さな家具に買い替えることを意識しましょう。動かしやすい家具が便利です。
私の例ですが、新婚のときに当たり前のように背の高い食器棚を購入しました。が、次第に食器を減らし食器棚を使わなくなりました。スペースが余っているので手放すことに。
もし、本当に自分の家に必要かどうかわからないもの、たとえば便利だけれども使いこなせるかわからないキッチン家電などは、レンタルも視野に入れるといいですね。
それと共に「ものの総量を減らすこと」も意識してみては。家族が多いときは必要だったもの、また忙しく仕事をしているときは必要だったものでも、50代以降の暮らしには不要な場合も。
大物家具だけでなく、家具や家電全般で不要なものは減らしていく気持ちをでいると、次第に部屋がスッキリするかもしれません。
2:服を減らし、買うなら循環しやすいメーカーの服を選ぶ
たくさんの服を持つと管理が大変です。きっと人生のそれぞれのシーンに合わせて服を買ってきたものの、旬を過ぎた服もあるでしょう。もう着ないかも…と思っていても、高かった服ほど手放しにくいもの。でも、服は新しいほうが高く売れるので、なるべく早く手放したほうがお得です。
今後の体力温存のためにも、時短のためにも、服を減らし「本当に着る服だけをもつ」のはいい方法かと思います。
これから購入するとしたら、ユニクロや無印良品など、知名度のあるメーカーの服やアイテムは、中古品でもフリマアプリなどで売れやすいと感じます。サイズ感や口コミなど、ネット上の情報があれば安心して購入できるためです。
なので、ハイブランドじゃなくてよいので、ユニクロ、無印良品などの皆が知っているメーカーの服を持つことで、着なくなったときに手放しやすく、循環しやすくなります。