病院で医師から突きつけられた「真実」

医師
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その後、警察や会社の上司のすすめもあり、夫の精神面をみてもらいに病院へ連れていくことになりました。

「医師から言われたのは『おそらくご主人は結婚したときから奥さんの息子。なんでもやってもらえる、助けてもらえる、守ってもらえる、そういう人生だった』ということでした。改めて突きつけられて、私も心にズシンとくるものがありました。この人と対等な関係を結ぶこと自体、無理だったんだとあきらめもつきました」

思わぬタイミングでまた一緒に暮らすことになって

ゲーム夫
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夫はすぐに単身赴任が解除となり、名古屋の自宅に戻ることに。思いがけないタイミングでまた一緒に暮らすことになったのですが、夫は変わらず幸恵さんを困惑させるばかり…。

「ストレスの原因だった“東京での仕事”や“慣れない一人暮らし”から離れたことで、夫の精神面はすぐに落ち着きました。ただこっちの家に帰ってきてすぐ私に言ってきたのが『家のタブレットとスマホを連動させたいんだけれど、どうすればいいの?』っていうゲームをするための話で…。私はこの人のために仕事も休んで、散々いろいろな人に頭を下げてきたのに、自宅に帰って第一声がこれかって、ため息しか出ませんでした」

それでもすぐに離婚はせず、娘が成人するまではなんとか夫婦関係の維持を図ろうと思ったといいます。

「もう一緒は無理!完全別居か家庭内別居か選んで」

別居
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ただ幸恵さん自身も、すでに我慢の限界を超えていました。

「結婚してもう10年以上…。もっと早く言うべきだったのかもしれないけれど、このとき初めて『私はあなたのお母さんじゃない。対等なパートナーとしてやっていけないなら、これ以上一緒にはいられません。完全別居か家庭内別居か選んで欲しい』って言いました」と幸恵さん。

すると夫は「なら家庭内別居にする」と即答したそう。続けて「ごはんはつくってくれるんでしょ?」とも言ってきました。幸恵さんはあきらめの境地で「わかりました」とだけ返答したといいます。

このような理由から夫との家庭内別居生活がスタート。その後、レス解消の糸口が見えるどころか、娘と夫の関係まで悪化していたお話については、また次回したいと思います。

◆次回のお話はこちら!

離婚の原因はセックスレスじゃない。第二の人生は自分へのご褒美:幸恵さんの場合6

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