寒さで体がかたくなりがちな時季は、肩甲骨と股関節を大きく動かして内側からも冷えない体づくりをしましょう! 血流を促す温活ストレッチを2つ、トップアスリートから生活習慣病患者までメンタルとフィジカルの両面から指導しているフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一さんに教えてもらいました。
すべての画像を見る(全6枚)体幹&股関節を刺激!「のびストレッチ」
左右各5回。日常生活では少ない上半身を横に倒す動きと、股関節を左右に動かす動きで体幹の筋肉を刺激。下半身の筋肉のポンプ作用を強化して、血流をめぐらせます。
●1:片手を上げ、上げた側に少し体重移動
足を左右に大きく開き、ひじを曲げて肩の高さで横に腕を上げ、上げた側に体重を移動する。
●2:移動した逆側に上半身を倒し腕を頭上に伸ばす
背筋を伸ばしたまま、ひざが少し曲がるくらい(1)と逆側に体重を移動しながら、腕を頭の上の方へ伸ばす。(1)に戻り、5回繰り返す。反対側も同様に。
心拍数上昇!「ふりストレッチ」
頭を上下させる大きな動きで、体の前面、背面にあるたくさんの筋肉をくまなく動かしましょう。心拍数が上がって、血流がどんどんアップします。
●1:しゃがんで、腕を後ろに振る
足をこぶし1つ分開き、左足を後ろに引いてかかとを上げ、しゃがみながら上体を前に倒す。同時に両腕を後ろに振る。
●2:腕を頭上に上げて体を伸ばす
立ち上がりながら、両腕を頭上まで大きく振り上げる。
●3:背中を反らせて腕を引く
ひじを後ろに引くようにしながら背中を反らせて、顔を斜め上に向ける。(1)に戻り、5回繰り返す。