“冷えは万病のもと”といわれるほど、体の冷えは健康に影響を与えやすいもの。ちょっとした不調も温活で改善する一方で、間違った方法だと効果は半減…。そこで、漢方薬処方を中心に診療する医師の石原新菜先生と、鍼灸師の高田久実子先生が正しい温活の方法をジャッジ。この冬は冷えない暮らしを目指してみませんか?
高田久実子先生の「高」は、正しくは「はしごだか」です。
正しい「温活」はどっち?
すべての画像を見る(全3枚)冷えていないと思っている人も、じつは隠れ冷え性の可能性が! まずは、上記のチェックリストにトライ。当てはまるものをすべてチェックしてみてください。
●まずは「冷え度」をチェック!
・Checkが4個以下の人【冷え度50%】
頭痛や便秘など、たまに調子が悪いときがあったら、それは冷えが原因の可能性大。取り入れやすいものから温活を始めてみましょう。
・Checkが5~7個の人【冷え度70%】
このまま冷えを放っておくと不調につながるかも。そうなる前に温活をスタート! 朝から晩まで、冷えをとる生活を心がけてみて。
・Checkが8個以上の人【冷え度100%】
内臓まで冷えていて危険。食事や運動、入浴や睡眠の工夫など、温活にいいことをすべて取り入れて、今すぐ温め生活にチェンジを!
● 外出先や就寝時も少しの工夫で温活できる!
<Q:カイロを使うなら「おなか」or「背中」どっち?>
A:1枚だけはるなら、まずおなかから!
おなかにカイロをはると全身が温まりやすく効率的。「おなかが冷えると腸や子宮など内臓が冷えて、全身のめぐりが悪くなります。複数枚カイロをはるなら、温活のツボがある背中や腰にもはるとさらにぽかぽか」(高田先生)
低温やけどにご注意ください。使用前に、商品に記載されている注意書きを必ず読みましょう。
<Q:毛布のかけ方は「毛布がいちばん上」or「毛布がいちばん下」どっち?>
A: 毛布を上にかければ温活効果アップ
布団の上からフタをするように毛布をかけると、熱が逃げにくくなり保温力アップ。「布団と体の間に空気の層があった方が温かくなります。最後に毛布をかければ、外気が遮断されるので温まった熱が長もち」(石原先生)
低温やけどにはご注意を。使用前に、商品に記載されている注意書きを必ずお読みください
ESSE2月号では、入浴時や睡眠時の温活テク、冷えないお部屋のつくり方などを紹介しています。冷える食材&温める食材のリストや温活にもなって自律神経が整う「ぽかぽかストレッチ」にも注目。ぜひチェックしてみてくださいね!