毎日のように出るプラスチックゴミ。住んでいる地域などで回収方法も変わってきますが、意外とかさばるため、保管場所に困る方も多いのではないでしょうか?

ライフオーガナイザーであり、リユースマイスターでもある佐藤美香さんによると、「買い物のときに少しだけ意識を変えてみることで、家に持ち込む量を減らすことができます。また、捨て方を少しだけ工夫することで、かさばるプラゴミを小さくすることができますよ」とのこと。その方法を教えてもらいました。

1週間分のプラゴミが、半分のかさに!小さくする工夫

●家にプラゴミを持ち込まない工夫をする

プラゴミをなくしたい、減らしたいのなら、まずは入口を意識することが大切です。少し意識するだけでも、家に持ち込むゴミの量をなくす、減らすことができます。

・お店の回収ボックスを利用する
お店の回収ボックスを利用する
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買い物をしているお店でプラゴミを回収している場合、家に持ち帰らずにお店で出してくることが可能です。

たとえば、納豆やメカブ、豆腐など3つの商品を1つにまとめたラベルシート。その場ではがしてお店で出してしまえば、家に持ち込まなくてすみます。

・宅配の回収サービスを確認する

買い物に宅配サービスを利用している場合は、プラケース等を回収していることも。ご利用の宅配サービスに確認をとってみましょう!

・買い物する商品を変えてみる

ご利用のお店にもよりますが、卵のパックなどで、プラスチックケースでないものも販売されています。
また、食品トレーではなく、袋に入ったお肉を購入すれば、プラゴミが減るだけではなく、あとで食品トレーを洗う、乾かすなどの手間がなくなるといううれしいオマケもついてきます。

●「切る」ひと手間でかさが1/2になる

プラゴミは捨てる前にハサミで切っておくと、まとめたときのかさがグンと小さくなります。

<ハサミを入れる前>
ハサミを入れる前

写真は5人家族のわが家の1週間分のプラゴミ。70リットルのゴミ袋の2/3くらい入っています。

<ハサミを入れた後>
ハサミを入れた後

ハサミで切ることで、元々の量の1/2ほどになりました。

ゴミ箱の横にハサミをぶら下げるなど、毎回の手間を軽減できる工夫をしておくのがおすすめです。

手でさけるものをさくだけでも効果がありますので、まずはさけるものだけ試してみるのもいいですね。子どものいるご家庭では、子どもに担当してもらうのも1つの方法です。

●調理中のひと手間を利用

毎回切るのが面倒な方は、一気に小さくする方法も。
卵のパックなどのプラゴミを、マグカップなどにつめておき、調理中にお湯を使ったついでに、マグカップにもお湯をかけておきます。

そうするとマグカップのサイズのままプラゴミが広がらなくなるので、かさが小さくなります。マグカップにお湯を入れたときに、スプーンなどで押し込むとさらに小さくすることもできます。

卵パック

写真は、卵パックですが、左が何もしていないもの、真ん中がハサミで切ったもの、右がマグカップに入れてお湯をかけ、スプーンで押し込んだものです。手間をかけるだけの効果はあるのではないでしょうか?

買い物を意識することや、ゴミ捨ての際のひと手間は、面倒に感じるかもしれません。ですが、このひと手間で、ゴミ捨ての回数を減らせたり、ゴミ箱を小さくできたりするかもしれません。ぜひお試しになってみてください。