かみしめるほどにうま味が広がる鶏胸を使えば、おなじみの定番おかずもひと味違う別次元のおいしさに。鶏胸を知りつくした笠原将弘さんが魅力を生かすコツを教えてくれました! 今回は「鶏ジャガ」のレシピのご紹介です。
粉をまぶしてやわらか。素材の味がいきた鶏ジャガのレシピ
鶏胸の滋味深いだしが野菜をじんわり包み込む。
●鶏ジャガ
すべての画像を見る(全3枚)【材料(4人分)】
- 鶏胸肉 1枚(約300g)
- ジャガイモ(メークイン) 2個
- ニンジン 1/2本
- タマネギ 1/2個
- しらたき 1袋
- キヌサヤ 6枚
- 小麦粉 適量
- サラダ油 大さじ2
- A[だし汁2カップ しょうゆ大さじ4 みりん、砂糖各大さじ2]
【つくり方】
(1) ジャガイモは皮をむいて大きめのひと口大に切る。ニンジンは乱切りにし、タマネギはくし形切りにする。しらたきは下ゆでして食べやすい長さに切る。キヌサヤは筋を除く。
(2) 鶏肉は皮を除いて縦半分に切り、1cm厚さのそぎ切りにし、小麦粉を薄くまぶす。皮は細切りにする。
(3) フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、そぎ切りにした鶏肉を炒める。火がとおったら取り出しておく。
(4) (3)のフライパンにサラダ油大さじ1をたして中火で熱し、(2)の鶏肉の皮を炒める。火がとおったら、キヌサヤ以外の(1)を加え、油がなじむ程度に炒める。
(5) Aを加えてひと煮立ちさせ、アルミ箔をかぶせて弱火で10分煮る。(3)を戻し入れ、キヌサヤも加える。2~3分煮てざっと混ぜ合わせ、火を止める。そのまま少しおいて味をなじませてから器に盛る。
[1人分295kcal]
【ポイント】
炒める前に小麦粉を薄くまぶすことで、肉のうま味がとじ込められる。口当たりもよくなり、一石二鳥。
鶏皮を炒めて出た脂で野菜を炒めてから煮ると、鶏皮のコクがじわじわ野菜に移り、うま味満点の仕上がりに。
鶏胸が主張しすぎず、素材の味がしっかり感じられます。煮汁もおいしいから、汁気多めが笠原さんのおすすめ!
量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです
おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう