近年人気が再燃中の「編み物」。じつは脳の働きにも効果的であるのを知っていましたか? そこで今回は、医学博士の川島隆太さんに、脳活として効果的な「編み物」の仕方を教えてもらいました。編み物は、気軽に始められて続けやすいのも魅力。川島先生の回答やESSE読者の編み活には、毎日の暮らしに取り入れたくなるヒントが満載です!
すべての画像を見る(全4枚)編み物で鍛えて「老けない脳」をつくる
『編み物で脳を鍛える 脳活編み物』(自由国民社刊)という本を監修する脳科学者の川島隆太さん。
「編み物は、脳活にぴったり。年齢とともに脳の機能は低下しますが、その速度は個人差があります。脳を若く保つためには、バランスのよい食生活や質のよい睡眠、適度な運動のほか、趣味をもつことも大切な要素なんです」(川島さん、以下同)
絵画や楽器演奏、芸術鑑賞など、科学的に脳によいとされている趣味はいろいろ。
「なかでも編み物がおすすめな理由は、完成のイメージをもちながら編み進め、さらにミスがあれば修正する作業を自然に行えるためです。これは、脳の『ワーキングメモリー』を鍛えることにつながります。実験でも、編み物をしているときに多くの人がワーキングメモリーと関係の深い前頭前野が活発に働くことがわかっています。編み物を続けることでうつ傾向が改善し、前向きな気持ちになることも期待できますよ」
教えて川島先生!脳の働きを活性化させる「編み物」Q&A
編み活が脳にどのような影響を与えるのか、どんなふうに編み物をするのが効果的なのか、川島先生にQ&A形式で伺いました。
●Q:1日に編み物はどれくらいの時間するのがいいですか?
A:1日5~10分で十分効果あり!
脳トレは、1日に行う時間と頻度の掛け算によって効果の出方が決まりますが、時間が短いと効果がないわけではありません。1日に5分~10分でも編み物をすれば、効果が得られますよ。
●Q:編み物は毎日続けた方がいいですか?
A:週3日以上がおすすめです
これまでの研究では、週に3日以上行うと、明らかな脳機能の向上効果があることがわかっています。毎日でなくてもOKですが、週3日以上やるのがおすすめです。
●Q:より脳を鍛えるためにおすすめの編み方は?
A:だれかと一緒に編み活するのも手
だれかと一緒に趣味活動を行うのは、脳の健康にとてもよいことがわかっています。できれば友達や家族などと行うのがおすすめ。1人で没頭したい人は、1人で行っても問題ありません。
●Q:効果がダウンするNG行動は?
A:「ながら」は効率悪し
脳の前頭前野の活性化という観点では、「ながら作業」は活性化が弱くなります。編み物で脳トレ効果を期待するなら、テレビを観ながらなどではなく、編み物に集中するのが大事です。
