コロナ禍をきっかけに、都会から自然に囲まれた場所に移住、家づくりした人がいます。1年ほど前に都内のマンションから西軽井沢に移住。大手ハウスメーカーで平屋の家を建てた日刊住まいライターの例を紹介します。気になる子どもの学校の問題や、土地やハウスメーカーの探し方についてレポート。

執筆者の一家
東京から自然豊かな西軽井沢へ移住した執筆者の一家 ※プライバシー保護のため加工しています
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移住した最大の理由は、仕事がフルリモートになったこと

家の外観
プライバシー保護のため加工しています

筆者は、夫と子ども3人(16歳、8歳、5歳)の5人家族です。1年ほど前に都内のマンションから西軽井沢に移住。大手ハウスメーカーで平屋の家を建てました。

移住を決めたのは2年前の春。コロナがはやり始めたら、夫の仕事はすぐにリモートワークに。当時中学1年生だった息子は、入学したてだというのに、オンライン授業になってしまい、学校へ行けませんでした。

 

マンションの間取り

上は移住するまで家族5人が暮らしていたマンションの間取りです。広さは74㎡。よくある3LDKのファミリータイプのマンションです。今年16歳になる息子が、1歳のときに購入したものです。

マンションを購入した当時は、子どもが1人だったのが今では3人に。少々窮屈になりましたが、それでもなんとかやってこれました。しかし、夫がリモートワークになってしまい…仕事をする部屋がない!

3LDKのマンションとはいえ、そのうちの1部屋はリビングに隣接している和室。そのため、うまく使いこなせている個室は2部屋だけです。小さくとも、あと1つ個室があれば…。

個室のうち1部屋は、いちばん大きい息子専用の部屋。もう1部屋は息子以外の4人が寝る寝室として使っていました。

仕方がないので、夫も息子の部屋を仕事場に。リモートワークとオンライン授業をやる日々が始まりました。その後、夫の勤める会社は、今後コロナが落ち着いてもフルリモートワークOKということが決まりました。

通勤がないなら、東京にいる必要はない! それなら、田舎でのびのび過ごしたい! だったら、自宅の庭でバーベキューができて、子どもたちがめいっぱい遊べるような広い土地へ引っ越したい!

ということで、思いきって東京から長野へ移住することになりました。

長野へは前から旅行でたびたび訪れており、「いつか別荘を買うとしたら、ここがいいね」と夫婦で話していた場所。そこへ移住することにしたのです。