土地探しは、できれば仮住まいして決めればよかった
すべての画像を見る(全7枚)さて、次は土地探しについて、語っていきましょう。
ネットで土地を探したとして、近所であればすぐに見に行けます。しかし、遠方だとそう簡単にはいきません。
筆者が土地を探すために現地を訪れたのは1回のみ。ネットで調べた土地をいくつか見て回るために、ハウスメーカーの営業さんに同行してもらいました。しかし結果的には、ネットで見つけた土地を選びませんでした。
ネットで見つけた土地は、事前にGoogleマップで様子を確認しておきました。でも、実際に見てみると、イメージはかなり違うものばかり。
・思ったよりも狭くて、隣の家が近すぎる
・周りの雰囲気が不気味
・景観がよくない
これらのことは、実際に足を運んでみないと気づきませんでした。そして実際に選んだ土地は、なんと、クルマで偶然通りかかった場所!
ただ、できればまずは賃貸で住み、そして仮住まいをしている間に、自分の足でいろいろな土地を探すのがよかったと、ちょっと後悔しています。見に行くだけと住んでみるのとでは、見えてくるものが違ったなと思うからです。
たとえば、交通の便。筆者はスーパーに、徒歩圏内で行けることを条件に土地を探していました。しかし、いざ住んでみると徒歩圏内であっても、徒歩でスーパーへ行くことなどほぼありません。
ペーパードライバーだった筆者でさえ、クルマに頻繁に乗るようになりました。スーパーまでの距離はそこまで気にしなくてもよかったな…と今では思っています。
遠方だからこそ、大手ハウスメーカーから選ぶことに
本当は地域の工務店や、建築事務所にお願いしたい気持ちがありました。ですが、家の打ち合わせをするたびに、東京から長野へ行くのは現実的ではありません。そのため、全国展開をしている大手ハウスメーカーから選ぶことにしました。
打ち合わせの頻度は、家の契約から建てるまでに2年ほどの時間があったこともあり、最初は2~3週間に1回。最後の方は毎週、打ち合わせをしていました。東京の支店で打ち合わせをして、家を建てるときは長野の支店へ引き継ぐ流れです。
ただ、その土地を知った人じゃないと提案できないこともあったように感じます。東京の担当者が知らないがゆえの失敗もありました。
筆者が家を建てた地域だと、積雪や地面の凍結から守るために、エアコンを浮かせて設置するのです。それを設計する側が知らなかったのです。この問題は、工事をするときに初めて現場監督から指摘を受けました。
移住して家を建てることは、それなりに手間もお金もかかります。しかし、自然に囲まれた環境での暮らしは快適そのもの。踏みきってよかったと思っています。