産後1か月目の大事件「夫は有罪。もう許せない!」
産後、ボロボロになっていく京子さんをさらに悩ませたのは、夫の義理の両親でした。
「もともと天然というか、空気が読めない人たちだったのですが、このときは私に余裕もなかったのでついに爆発してしまいました」
●産後1か月。自宅でクリスマスパーティが開催された
すべての画像を見る(全5枚)壮絶なお産からまだ1か月も経っていない頃、夫から「うちの親が孫の顔を見にうちに来たいって言っているんだけど、クリスマスだしパーティしようか」と言われました。
「すぐに『それは無理』と言いましたが、どうやらクリスマスパーティはすでに決定事項になっていた様子。コロナもまだ心配な時期だったのに、非常識すぎますよね。なにしてくれてんだと怒りがこみ上げました」
夫は待ちに待った赤ちゃんの誕生に大喜びで、育児や家事は本当に積極的にがんばってくれていたといいます。けれど、100%、妻と同じようにはこなせません。
「私もいつもだったらパーフェクトを望んだりはしませんが、産後はもう寝不足、疲れ、不調…、もう心身ともにボロボロすぎて本能がむき出しの状態でした。だから、常に怒ってばかり。夫からクリスマスの話をされたときも、まさかこの状況で本当にやるなんて思ってなくて。義理の両親に押しきられる形でクリスマスパーティがわが家で開催されることになってしまったのです。本当に信じられない気分でした」
●私はこの家の家政婦でも運転手でもありません!
パーティには義理の両親のほかに、夫の妹夫婦も参加することに。義理の妹夫婦にはまだ子どもがいなかったので、こちらの産後の大変さなんてぜんぜん理解していない様子で、「せっかくだから、お昼から行くね!」という連絡がきたときには絶句したといいます。
「義理の両親も妹夫婦も、完全にお客さんとしてお昼からやって来たのです。食事はケータリングを頼んで、ケーキを食べて、せいぜい夕方には帰ってくれるかと思ったのですが、結局夜も食べていくというのであわててお寿司もとって。もう私は割りきって1日パジャマ姿で過ごしていました。じゃないと『外へ食べに行きましょう』とか言い出しかねないですし。今までもうちに遊びに来るときは、私のことを家政婦かなにかと勘違いしているような状況があったのですが、このときはもう我慢の限界というか、完全に堪忍袋の緒がきれた感じでした」
「赤ちゃんの顔を見に来た」という名目で開催されたクリスマスパーティは結局、深夜まで続いたそう。しかも、お酒を飲んでしまって、最後は京子さんに車で送ってほしいと頼んできて、ついに京子さんの我慢も限界に。これはたしかにドン引きですね。
「当たり前のように『家まで送ってくれる?』とか言ってきて、私は『赤ちゃんがいるので無理です。タクシーでも頼んだらどうですか? 私は運転手じゃないので』ときっぱり断りました。かなりトゲがある言い方をしてしまったかもしれません。ただ本当はそういうのも夫に対応してほしいのに、本人は酔っぱらって寝ちゃってて。もういくら家事しようが、育児しようが、有罪! 今でも許せないです」
こうして、京子さんと夫の関係はますます冷え込んでしまいました。そんな夫婦関係に変化をもたらしたものとは? レス解消の糸口になった出来事について次回お話したいと思います。