妊活・定年・親の介護という年の差婚ならではのリスクも

そして現在、高校生になった長男。これから大学へ進学するのでますますお金がかかります。

●定年で年収が激減。苦しそうな元夫

生活苦
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元夫は毎月途ぎれることなく養育費を支払い続けてくれています。それは長男名義の口座に手をつけずに全額貯金したまま。けれど数年前、養育費を減額してほしいという申し入れがありました。「22歳まで払うと約束した養育費だけど、減らしてくれない? 生活がきつくて…」。なんでも定年を迎えて子会社へ再就職をしたら手取りが大幅に減ってしまったというのです。

なので現在、月々の支払いは3万円に減額。さらに最近では「もうさ、早く再婚してよ。だれかいい人いないの?」と言ってきます。これは決して私の幸せを願っての発言ではなく、私が再婚すれば養育費がいらなくなると目論んでいるようで…。つくづく、この人と離婚して正解だったと思いました。

●かっこよかったあの頃の面影はもう消えて…

元夫と子どもの権利ですから、月に一度の父子面会も欠かしたことはありません。つい先日、父子面会のあと子どもを送ってきた元夫と、ものすごく久しぶりに顔を合わせました。コロナに感染して大変だったらしく、大好きだった声もガラガラになっていて…。そこにはもう、出会った頃のあの上品で優し気なイケオジの面影はありませんでした。

私と離婚が成立した直後、元夫のお父さんがオレオレ詐欺の被害に遭って、大変な金額の現金を失ってしまったのだそう。義理のお姉さんがテキパキした人なので、直ちに金融機関へ連絡をし、警察にも被害を報告。口座の預金が全額なくなる前に気がついたらしいのですが、すでに引き出されてしまった分は救済を受けられなかったといいます。元夫だけだったら、こういうトラブルにも対応しきれなかったろうなと想像してしまいました。