●一緒にいてあげることだけが母親の仕事ではないと思っています
すべての画像を見る(全5枚)――夢を実現させ、家族も大切にする白野さんですが、子育てで大切にしていることを教えてください。
白野:観測隊員を決めるための面接時、「まだお子さんも小さいし、大変ではないですか?」というような質問をされました。たしかに貴重な子どもの日々の成長を見られないことは残念なことではありますが、私は一緒にいてあげることだけが母親の仕事ではないと思っています。離れていても、母であることに変わりはありませんし、常に子どもたちのことは考えています。
子どもたちには親の背中を見て育ってほしいですし、目の前に掴めるチャンスがあれば失敗を恐れずにどんどんチャレンジしてほしいと思っています。好きなことを仕事にする楽しさが、少しでも子どもたちに伝わればよいなと思います。
インタビュー後編では、白野さんの南極でのお仕事のこと、離れて暮らす家族たちとのコミュニケーションについてご紹介します。