光熱費の工夫。エコな暮らしでムリなく電気&ガス代をダウン

暮らしにかかせない光熱費や通信費。必要経費ではあるけれど、生活習慣しだいでは大きく節約できることも。ここでは、月5万円の年金で豊かに暮らすブロガー・紫苑さんの、快適なのに節約もかなう暮らしの工夫をご紹介します。

【紫苑さんの1か月の支出リスト】

  • <収入>
  • 国民年金 49,456円
  • <支出>
  • 食費(米代を含む) 9,118円
  • 水道光熱費 7,746円
  • 通信費 7,560円
  • 日用品費 1,000円
  • 書籍代 1,250円
  • 交通費 2,000円
  • そのほか 8,000円
  • 合計 36,674円
  • 貯蓄 12,782円
  • 収支 0円
  •  
  • ※「これからの暮らし」vol.2(2022年5月発売)取材時点の情報です

光熱費節約を成功させるには、ムリは禁物。賢くムダを省いて、上手にコストカットする方法を紹介します。

●ご飯は3日に1回土鍋で炊いて冷蔵保存

紫苑さんの冷蔵庫
紫苑さんの冷蔵庫
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土鍋で1合分を炊いて小さいおにぎりを3個つくります。

「朝は自家製パン、昼や夜に麺類を食べることもあるので、3個のおにぎりは3日で食べきる見当。土鍋で炊いたご飯は時間がたってもおいしいです」

●暑い日は図書館で読書や調べ物

暑い日

パソコン作業に使っている部屋はエアコンがないため、暑い日は冷房が効いている図書館に避難。

「昨夏の1か月の電気代は3000円ぐらいでした。熱中症にはならないように公共施設も上手に利用します」

●保冷剤入りマフラーで冷房はひかえめでも涼しく

保冷剤入りマフラー

はぎれを細長い袋状に縫ったマフラーの中に保冷剤を入れて首に巻くと、暑い日でも涼しく過ごせます。

「首を冷やして体温を下げ、水分補給をして熱中症対策をしています」

 

通信費の工夫。新しいサービスも柔軟に採用

情報に敏感になることも節約の基本。通信費は、たまに見直すと節約できる方法が見つかることも。

●スマホは楽天モバイルで利用料を抑える

楽天モバイル

スマホのキャリアは楽天モバイル。スマホはほとんど在宅時に使用し、自宅のWi-Fiに接続しています。データ利用量が少ないので、無料の範囲内で済みます。

「家計に占める割合が大きい固定費は、見直し効果が大きいです」

楽天モバイルの月額最低利用料が0円のときに取材した情報になります。現在の月額最低利用料は1,078円(3GBまで)です。

 

ものは手放して次の人に循環させる

不要になったものも、ただでは捨てないのが紫苑さん流。リサイクルのアイデアをお見せします。

●100円ショップの布で帯をリメイクして販売

100円ショップの布

「帯に好きな布を合わせてリメイクし、ネットで販売しています。レモン柄の布は100円ショップで購入。掘り出し物がありますよ」

アジア雑貨店で買った布

アジア雑貨店で買った布など意外な組み合わせも楽しい。

●本は新刊を購入し、読み終わったら次の人へ

本は新刊を購入

月に10~15冊読む読書家の紫苑さん。図書館も活用しますが、気になる本は新刊を買うことも。「書籍代はケチらずに気になるものは購入。読み終わった本は、ため込まないで手放します」

暮らしにかけるべきお金と、省けるお金を上手に見極めて、ムダな出費をカットしていけば、おのずと節約が実現できるはず。これをきっかけに、暮らしにムダがないかどうか、じっくり見直してみませんか。

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