家事における地味なストレスとして、「洗濯物を干すピンチハンガーが絡む」ことが挙げられます。
「わが家ではピンチハンガーを2つ使っていますが、この2つが絡むし、開くときによく引っかかって、外すのが毎回ストレスになっていました。それが100円ショップのある商品を使うことで解決したんです」と語るのは、整理収納アドバイザーのまいさん。
100円グッズを使った驚きの方法を教えてもらいました。
100円ショップの値札コードを使ったら、ピンチハンガーの絡みが解消!
まず、わが家のピンチハンガーのご紹介をさせてください。
わが家で使っている洗濯物用のピンチハンガーは2つ。
すべての画像を見る(全23枚)1つはアルミフレームにポリカーボネートのピンチがついているもの。
もう1つはオールステンレスのものです。
●「ピンチパキパキ」にはオールステンレスがオススメ
以前はプラスチックのピンチハンガーを使っていましたが、冬になるとピンチがパキパキと折れてしまいます。
使わないときは家の中にしまっていたのですが、日光や寒さで劣化するのです。この折れる瞬間はなんともいやなものですよね。
オールステンレスのピンチハンガーに買い替えたところ、ピンチが折れなくなりました。また、じつはこの商品は、絡みにくいという特徴もあります。
●ステンレスピンチが絡みにくい理由
なぜ絡みにくいかというと、つまみ部分の2本ともにリングが通っているからなのです。
よくあるピンチハンガーだと、このように片方もしくは真ん中のバネ部分にリングや金具がついています。
そのため、折りたたむと絡んでしまい…
ピンチが引っかかるというわけです。
●絡まないようにするにはこれを使う!
このようにオールステンレスのピンチハンガーはサビにくく、折れにくく、絡みにくいですが、少し重いのと、ポリカーボネートと較べると、若干挟む力は弱い部分があります。
そこでポリカーボネートのピンチハンガーも併用していますが、オールステンレスのものと一緒に使っていると、どうしても2つが絡んでしまうのです。そのピンチの絡みを解消するために、オールステンレスを参考に、ポリカーボネートのリングをつけ替えることにしました。
購入したのは、100円ショップのプラスチックのコード。「パチッとロック」という商品名です。
本来は、値札をつけるためのもの。108円で200本も入っています。
ピンチを外して、つまみ部分2本の穴に通してつけ替えます。
ロック部分は内側に入れると邪魔になりません。
一周させて差し込み、パチッとロックします。長さもがちょうどいいのでカット不要でした。
結果、絡みにくくなりました! 今までは2つのピンチハンガーが接触したら確実に絡まっていたのですが、絡みませんし引っかかりません♪
試しに重ねて引いてみました。
引っかかりません!
畳んで開くときも引っかかりません。
どうしても安っぽさは否めませんが、半透明なのでシンプルだし、ポリカーボネートのピンチと色合いも同じなのでいい感じです。
●強度はばっちり
ご存知のとおり、値札のコードは引っぱっても切れませんよね。重たいパンツを干しても問題ありませんでした。
ただ、横に引っぱる力には強いですが、傷がつくと切れやすいかもしれません。
●2重リングやアルミワイヤー、ほかの方法を試した結果は?
じつはこの解決策にたどり着く前に、100円グッズで、ほかの方法も試しました。
・2重リング
ステンレスピンチに使っているような2重リングです。
探したところ、最大でもリングサイズの直径が27mmで、つまみ2本に通せず断念しました。
・アルミワイヤー
これも100円ショップで購入。
切って三角に曲げてつけてみました。
手で曲げられるほどやわらかいので、ひっぱると開いてしまいます…。ワイヤーに傷もつくようなので断念。
・結束バンド
長さを自分で毎回調節しないといけないし、切る必要もあるのでやめましたが、値札コードを使うヒントになりました。
・リングつきピンチ
リングがついて4つ入り。本来は、物干し竿に直接通して使う目的のようです。
なかなかいい感じです! ただ、数が必要になるとそれなりに金額が高くなります。
わが家のピンチハンガーは52ピンチなので、13セット買うと1300円。これだとオールステンレスの洗濯干しそのものが買った方が早そうです。
今お使いの洗濯干しを使って絡みにくくするには、値札コードにつけ替えるだけ。たった108円で解決します! 「結束バンド」がお家に余っている場合は、それを使ってもいいですよね。
ピンチの引っかかりがストレスになっている方は、ぜひお試しください。