4月の子どもの小学校入学を前に、「入学準備がとにかく大変!」と実感されている方も多いのではないでしょうか。では、海外での小学校ではどうなっているのでしょうか? ここでは、アメリカ・シアトルに住んで20年、子育てに奮闘するライターのNorikoさんに、「アメリカの小学校入学準備事情」について教えてもらいました。

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アメリカと日本で「小学校入学準備」はどう違う?

日本で新型コロナの「5類」移行が決まり、マスク着用も個人の判断となって、今年はアメリカから日本に一時帰国する親子がますます増えそうです。周りの日本人ママたちからも「日本行きのチケットを買った!」という声がよく聞かれるようになりました。

アメリカの子ども
アメリカと日本では、小学校の入学準備はどう違うのでしょうか?
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アメリカの現地校は6月末から9月頭までと夏休みが長いため、日本の小学校が夏休みに入る前に日本に行き、子どもに日本の小学校を体験させたいと考える親もたくさんいます。

●貴重な機会だけど、準備が大変!

じつは私もそうした親のひとりで、日本に行くたび、ほんの数日ではありますが子どもの体験入学を実践。ありがたいことに、子どもが日本の文化・習慣を吸収する貴重な機会となっています。

そして、かつて子どもだった自分も通った道ではあるものの、「こんなに用意する物があるんだ!」と改めて驚きます。ノートや筆記用具はもちろん、クレヨン、色鉛筆、ぞうきん、手ふきタオル、ランチョンマット、箸・フォーク・スプーン、水筒、歯みがきアイテムとコップ、給食時の三角巾とエプロン、水泳帽とスクール水着、プール用バッグ、着替え用ラップタオル、上ばき・外ばきの靴、上ばき入れ、など。
しかも、全部に名前つけが必要です。学校指定の体操着や赤白帽などは予備の物を借りられて助かりましたが、新しくそろえるものがほとんどで、なかなかの出費となります。

初入学体験

息子本人は、小学1年生での初入学体験時、日本独特の体操着にトミカ、キャラクターもの、新幹線柄の通学グッズのコーデが新鮮だったらしく、かなり満足気でした(笑)。