●その4:使い終わっただしがらは、即席のふりかけとしていただく
すべての画像を見る(全10枚)「あるものを上手に使う」という坂井さんの姿勢は、あき箱やプラスチック容器などにとどまらず、食べ物にも及んでいます。
食べ物を使いきり、フードロスを出さないため、だしがらや余った食材も、ちょっとしたひと手間で別の食べ方を楽しんでいるそうです。
また、自家製のめんつゆをつくるときに使う花がつおのだしがらは、捨てずにザルにあけ、1日干してから電子レンジで加熱。パリパリに乾燥させれば、即席のおかかふりかけに。めんつゆの味がしみているので、いりごまをパラパラとふりかければできあがりです。
だし汁のだしがらを使うときは、しょうゆで味をととのえてから干すのがコツです。
●その5:余った野菜やきのこは乾燥させて、みそ汁の具や漬物として活用
旬の野菜やきのこが余ったときは、自家製の干し野菜をつくり、みそ汁の具や漬物にアレンジ。野菜やきのこを細かく切り、キッチンペーパーを敷いたザルの中で、天気のよい日に1日外で天日干しを。翌日にはリビングの窓辺で半日干せばできあがりです。干した野菜は、最後に全部混ぜ合わせて保存します。
●その6:白米は冷凍して、おやつや昼食用の焼きおにぎりに
白米が残ったときは、おにぎりにして冷凍するのが坂井さん流。塩はふらずに冷凍し、食べるときはそのまま魚焼きグリルで焼いて、焼きおにぎりに。最後に小皿でしょうゆをまぶせば、グリルを洗うのも楽。
「帰宅した孫たちのおやつや、夫と私の軽い昼食にも。さっとそのまま焼けば、すぐに食べられるのが便利ですね」
上手な循環を生む小さな工夫やアイデアを暮らしに取り入れるだけで、毎日はもっと豊かになるはず。坂井さんをはじめ、15人の方々が紹介する『別冊天然生活 エコでやさしい暮らし』(扶桑社刊)を参考に、ぜひ自分にも地球にもやさしい、心地よい暮らしのヒントを見つけてください。
別冊天然生活 エコでやさしい暮らし