●「まぶたテープ」でまぶたを上げると不調が改善
自分ではまぶたが下がっている自覚はなくても、頭痛や肩こり、不眠、冷え、うつなどの原因が不明の場合、「まぶたテープ」でまぶたを上げると、不調が改善するかもしれません。
「おでこや眉毛にテープを貼って、まぶたを持ち上げると、顔や頭の筋肉が縮まなくなり、肩こりや頭痛が軽減します。さらに、ミュラー筋のセンサーを刺激する量が減り、青斑核を刺激することも少なくなるので、自律神経の乱れが整い、不眠、冷え、うつといった症状も改善されるのです」
まぶたを引き上げるために使用するテープは、医療でも使われるような肌に優しいサージカルテープがおすすめですが、肌が強い人はセロハンテープでもOKです。
●「まぶたテープ」の貼り方
では、さっそく、サージカルテープかセロハンテープを用意して、テープでまぶたを引き上げましょう。
【貼り方】
すべての画像を見る(全7枚)(1) テープを3~4cmくらいの長さに切る。
(2) 目をつむり、テープの端を眉毛の下に貼る。
(3) 片手でまぶたを引き上げながら、まぶたを軽くしてテープを貼る。まばたきができる程度に。
(4) 反対側も同様に行う。
●貼る位置
・眉の上
眉の中央、眉尻など、貼ると視界がクリアに見えるところ、気持ちいいところへ。
※眉毛の上に貼ると、眉毛が抜けたり、眉のメイクが取れたりすることがあります。
・眉尻の上
おでこの端、眉尻の上の部分に貼ると、眉毛が抜けたり、眉のメイクが取れる心配はなし。
●「まぶたテープ」は長時間貼ってもOK
「まぶたテープ」はどれくらいの時間、貼っておけばよいのでしょうか。
「最初は家にいるときに数時間、貼ったままで過ごしてください。頭痛や肩こりがなくなる、目の疲れが取れる、気持ちが落ち着く、よく眠れる…といった変化が表れた場合は、まぶたが原因で不調を起こしていたと考えられます。貼っていて快適であれば、ずっと貼っていてもかまいません。貼ったまま眠っても大丈夫です。ただし、衛生上、1日に1回はテープを取り換えるようにしましょう」
テープの効果は、早い人は貼ってすぐに表れるそうです。
松尾先生監修の本『
頭痛・肩こりが解消! 自律神経が整う! 名医が教える「まぶたテープ」』(扶桑社刊)には、だれでも簡単にできる「まぶたテープ」について詳しく掲載されています。ぜひチェックしてみてください。