両親や姉世帯の7人で、わいわいと楽しく暮らす清水さん夫妻。「みんなでもっと快適に住もう!」と、地元の大喜工務店にオーダーメイドして大満足の住まいが完成したそうです。しかも、実際に暮らし始めてみると、住まいのあちらこちらに子どもたちがワクワクするような遊び場が……。子どもの笑い声に、自然と大人も笑顔になる。そんなやさしさに包まれた清水邸を紹介します。
すべての画像を見る(全10枚)骨太な木組みの家だから生まれた、ときめき空間
「家族みんなで集まれる大空間をつくりたい」と、希望したのが2階に設けたLDKです。ロフトを併設した大きな吹き抜けがあり、開放感はたっぷり。
自然と心も大らかになります。上部に見えるのは、樹齢100年のベイ松を使った梁。住み始めてから夫が改めてこの頑丈な梁を見て、ブランコをつくることを思いついたそう。
それを受けて、父が「孫のために」と製作を担当。子どもたちのブランコを漕ぐ楽しそうな姿に、夫も父も目を細めます。
ロフトは将来の子ども室。まだ個室は不要なので、「プラレールを置いたら喜ぶだろう」と、夫のアイデアで遊び場に。
寝転んでも無垢の床なので気持ちよさそう。
ロフトにいてもLDKの家族の気配が伝わって安心です。
階段やウッドデッキは、子どもがすくすく育つポイントにも
清水邸は、子どもの成長を促す場があるのも魅力。その一例が、本棚を造り付けた踊り場です。この階段に子どもたちがちょこんと腰を掛け、気軽に読書を楽しみます。いとこ同士、並んで座る姿が微笑ましいですね。
ロフトへの階段は、「視線が抜けると空間が広く見えるから」(夫)と、壁で囲まず木製の格子に。
憩いの場となるウッドデッキは奥行き2.7mのゆったりサイズ。「庭でバーベキューをしてここで昼食をとったり、夜にお酒を飲んでくつろいだり」と、夫はうれしそう。
大黒柱や無垢材、珪藻土など、自然素材に包まれた頑丈な家
大空間のLDKは、冬は優れた断熱性と日当たりのよさで暖かく、夏はロフトの窓から風が抜けて心地いい空間です。また、ひと際目を引く8寸角の檜材を使った2本の大黒柱は、東濃産の良材を現地から工務店が直接仕入れ、倉庫で長い年月をかけて自然乾燥させることで、強度をさらに高めたものを使っています。
「友人が来ると圧倒的な存在感に必ず驚きますね。まさにこの家の強さの象徴。つやのある見た目の雰囲気も気に入っています」。
そもそも清水さんが地元・滋賀の大喜工務店に決めたのは、多くの建築会社をみたものの、内容と価格のバランスや、構造に納得できなかったから。
対して大喜工務店は、「強度や断熱性へのこだわりなどの話を聞き、材木置き場にも案内していただいて、これは本物だと確信したから。
実際に住んでいる方の家を見て、空気の気持ちよさに感動したんです」と、夫は話してくれました。
LDK同様、玄関ホールは杉の無垢床や工務店独自の珪藻土の壁で気持ちのいい空間。
猫ものびのびリラックス!
高さ制限ぎりぎりに設計し、妻部分の中心をずらして設計。南側の庇やバルコニーは夏の日射しを防ぎます。
設計・施工/大喜工務店
撮影/芥子富吉
※情報は「>地元で評判の工務店で建てた家 2017年西日本版」取材時のものです