部屋はきれいに片付いているし、家具もひととおりそろっている。それなのに「なんだか殺風景」「おしゃれに見えない」と感じることはありませんか? 「すてきな部屋にするために必要なのは、高価な家具やインテリア雑貨だけではありません」と話すのは、インテリアコーディネーターでESSEベストフレンズ101メンバーの篠えりさん。今回は、プロの視点から、いつもの部屋をぐっとあか抜けて見せる3つのポイントをご紹介します。

見せる場所はひとつだけ
家具だけでは殺風景になりがち。目を引く場所に絵を飾っています
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1.アートやオブジェで部屋の見せ場をつくる

おしゃれな部屋には、自然と目が向く「フォーカルポイント」があります。フォーカルポイントとは、部屋に入った時に最初に視線が向かう場所のこと。あれもこれもと飾るのではなく、「ここを見せたい!」という場所をひとつ決めるだけで、空間にメリハリが生まれます。

たとえばリビングなら、ソファの後ろにお気に入りのアートを飾ったり、チェストの上にオブジェや植物をまとめたり。一か所だけでも印象的なコーナーをつくるとお部屋全体が洗練された雰囲気に包まれます。部屋全体をおしゃれにしようとするよりも、まずはひとつ「目を引く場所」をつくる。これだけでも空間の印象はグッと変わります。

わが家では、リビングに入って正面の壁に絵を飾っています。同時にこの場所は、ソファに座ったときにも自然と視界に入る、部屋の中でも目を引く場所なので、過ごす時間を心地よくしてくれています。

2.高さを意識して部屋に立体感を生みだす

高さを意識その1

ソファやテーブル、テレビボードなど、部屋に置かれている家具は、意外と同じくらいの高さに集まりがちです。床から1mほどの高さまでに家具や小物が集中していると、きれいに片付いていても、どこか平坦でものたりない印象になることがあります。

小さなディスプレイコーナー
小さなディスプレイコーナーでも、飾るものの高さを揃えず、高低差をつけることがポイント。視線に自然な動きが生まれ、メリハリのある空間に仕上がります

そこで意識したいのが、空間の「高さ」。背の高い観葉植物を置く、フロアライトを取り入れる、壁の目線の高さにアートを飾るなど、視線が上に向かうものをプラスしてみましょう。

低い・中くらい・高い、と視線の高さに変化がつくことで、空間にリズムと奥行きが生まれます。家具を買い替えなくても、「高さ」を意識するだけで、部屋はとてもあか抜けて見えるのです。