フランスと日本でベーカリーを多店舗展開する、パン職人の石川芳美さん(50代)。起業家、アーティストとしても活躍する石川さんは、35歳からフランスに移住し、生き方のヒントやステキな歳の重ね方、ファッションの楽しみ方を見つけたそう。今回は、石川さんの古着も大切にする理由と、パンツの丈を自分サイズにする方法を教えてくれました。

※ この記事は『フランス流自分に素直に生きる方法』(宝島社刊)より一部抜粋、再構成の上作成しております。

石川芳美さん
石川芳美さんのファッションの楽しみ方とは?
すべての画像を見る(全4枚)

ブランド品で固めるのではなく着られるものを大切に

石川さん

10年くらい前からベジタリアンになり、地球環境をどうやって改善していくかを考えるようになったのは、ノルマンディーで自然を守る活動に関わったり、動物を保護したりするようになってからです。そうした活動を続けるなかで、「本当に大切なものはなにか」に改めて気づかされました。

お茶の世界の代々受け継がれてきた茶碗もそうですが、時間を経てきたものには価値があるように、古着には、そのアイテムがつくられた時代背景や、着ていた方の歴史や重みというものをもっていると思うのです。

私は昔から、母の影響で古いものが好きでした。そんな母から受け継いだ洋服や小物もたくさんありますが、なかでもスカーフはたくさんもらいました。もともと巻物が好きでしたが、フランスに来てからは、さらに取り入れるようになりました。フランスは夏でも少し肌寒いときがあったりもするので、夏でも1本は巻物を持ち歩いています。

●スカーフがポイントのトラディショナルコーデ

ネイビーのジャケットにデニムパンツを合わせたトラディショナルコーデ。シンプルなコーディネートには、スカーフを首元に巻いてポイントをプラス。

ジャケット/マレーラ トップス/ユニクロ デニムパンツ/リーバイス バッグ/グッチ ベルト、スカーフ/ヴィンテージ ブーツ/トッズ

ときには古着も活用してできるだけ服を無駄にしない

石川芳美さん

古着は、出合いだと思っています。思いがけずいいものに出合えることが楽しいですし、世の中に負荷をかけずにおしゃれができるのも魅力です。

7〜8年くらい前から古着を楽しむようになり、3年くらい前からは新品の服をほとんど買わなくなりました。ただ、古着でも古さを感じさせず、むしろ新しいものに見えるように着こなすのがなによりもかっこいいと思っています。

●ユニクロにヴィンテージジャケットを合わせて

ユニクロのサマーニットとデニムパンツに、ヴィンテージのライダースジャケットを合わせたメンズライクなスタイル。母からもらったサンローランのスカーフを合わせて女性らしさを演出。

ジャケット、ベルト/ヴィンテージ トップス、デニムパンツ/ユニクロ スカーフ/母からもらったサンローラン バッグ、靴/トッズ