「人生でこんなに長く続けているものは、お芝居と料理くらい」。そう話すのは、じつは大の料理好きな俳優・黒木華さん。忙しい日もなるべく自炊をするという黒木さんの“定番メニュー”や、冷蔵庫に常備している食材、お気に入りの器など、自然体な「ごはん事情」を紹介します。
すべての画像を見る(全6枚)黒木華さんインタビュー。「料理をしている時間は、無心になれる」
撮影帰りには閉店間際のスーパーへ立ち寄って、晩ごはんの食材を急いでカゴへ。早朝から撮影の日は、少し早起きしておにぎりを握って現場へと向かいます。休日は気になるレシピを本やYouTubeで探したり、お店で出合った味を自宅で再現したり。「仕事がある日もない日も、できるだけ自炊しています」と、日々の食卓を大事にしている黒木さん。
「人生でこんなに長く続けているものは、お芝居と料理くらいなんです。食べることはもちろん、つくることも、なにをつくろうかと考えている時間も好き。忙しい日も、思い立ったらつくらずにはいられないんです」(黒木華さん、以下同)
そんな黒木さんが初の料理エッセイ&レシピ集『はるの献立日記』を上梓。手づくりのごはんはもちろん、撮影現場のお弁当や外食、旅先で食べたおやつまで、365日分の食事が記されています。
「毎日、その日食べた食事のメモをつけるのは、思いのほか大変でした(笑)。作品に入ると、どうしてもお芝居のことで頭がいっぱいになってしまって、なかなか続けられないんですよね。時間がないときはとりあえず写真だけ撮って、あとから書くこともありました。『これ、お昼だっけ? 夜だっけ…?』と思い出せないことも(笑)」
そう話す黒木さんですが、1年の記録を振り返ると、思いがけない発見もあったそう。
「読み返してみると、撮影中は食事がおろそかになっていたり、舞台中は自然と食べる量が減っていたり。『こういうときの私はこうなるんだな』と、自分でもおもしろかったですね。ちょっと恥ずかしくもありましたけれど、私の生活のリズムがそのまま表れているな、と感じました」
いつもの食卓・冷蔵庫で欠かせない食材
毎日の献立では、食材をムダなく使いきる工夫も。前日に使った食材が翌日は別のおかずになったり、鍋の翌朝はお決まりの雑炊にしたりと、メニューのアレンジも楽しんでいます。
「忙しいときはまとめて買い物をするので、使いまわしやすい食材を選ぶことが多いですね。『使いきれなくても、お漬物や酢の物にすればいいかな』、『最後は鍋に入れちゃおう』と考えながら買っています(笑)。冷蔵庫にいつも欠かさないのは、納豆、卵、キムチ。大好きなサーモンや、なにかと使いやすい豚肉も常備していますし、野菜やキノコは冷凍ストックしておくことも」
●定番は「豚の水炊き」
何度も食卓にのぼってきた“いつもの味”のなかで、とくにイチオシしたいのは『豚の水炊き』なのだとか。
「具材を切ってだしに入れるだけなので簡単ですし、野菜もしっかりとれるので。季節を問わず、夕飯にひんぱんに登場するメニューです」




