私自身も、すぐ人に聞くようになった
海外生活を始めたばかりの頃は、なんでも自分で解決しようとしていました。
商品が見つからない。駅の乗り換えがわからない。役所の手続きが理解できない。そんなときも、まずはスマートフォンで解決策を探す日々。でもある日、ふと思いました。「みんなに聞かれているように、私もだれかに聞いてみる?」
それからは、探し物があればスタッフの方に尋ねる。手続きがわからなければ受付の人に相談する。そんなちょっとした勇気で、物事が驚くほど早く解決することが多くなりました。
もちろん言葉が完璧に通じるわけではありません。でも身振り手振りや翻訳アプリを使えば、意外となんとかなるもの。その経験を何度も重ねました。
今はたとえひとりでいても、「自分ひとりで抱え込まなくてもいいもの」と思っています。
だれかに聞くだけでも、心が軽くなる
聞いたからといって必ず解決するわけではありません。聞いてもわからないことはあります。手続きが進まないこともあります。それでも、一度相談すると不思議と気持ちが軽くなります。「できることはやった」そう思えるからです。
以前は、ひとりで悩み続けていました。モヤモヤを抱え込み、「どうしよう」を何日も繰り返していました。でも今は、早々に聞くことで、「聞いてみてダメなら仕方がない」ときり替えられるようになりました。たったこれだけでも、心の負担は随分違うと感じています。
海外生活で知った「だれかに頼ること」
すべての画像を見る(全4枚)海外生活をきっかけに、私は「だれかに頼ること」も生きる知恵のひとつだと思うようになりました。
なんでもひとりで抱え込むのではなく、わからなければ聞く。困ったときには相談する。そんな選択肢が、しっかり定着してきました。
そして不思議なことに、人を頼ることで会話が生まれることもあります。「どこから来たの?」「ここにはどれくら滞在してるの?」そんななにげないやりとりが、その日の思い出になることもあります。
以前の私は、「人に迷惑をかけないこと」が大切だと思っていました。でも海外生活を通じて、「人を頼ること」もまた、人とつながる方法なのだと知りました。ひとりでがんばり続けるだけでは見えなかった景色を、海外生活が教えてくれたのです。
