タイに暮らして気づいた「日本の魅力」
移住先の魅力を感じる一方で、日本のよさを実感することも。日本に帰国した際には意外なことに「感動」したのだとか。
「プーケットは常夏なので、日本で、気候の変化を感じると新鮮で、うれしくなります。4月に一時帰国したのですが、日中は暖かくても朝晩は肌寒い春先の気候に、『夜になったらちゃんと冷えるんだ!』と、いちいち感動していました(笑)」
また、プーケットに暮らすなかでものたりなさを感じる部分もあるといいます。そのひとつが、文化的な刺激やアクティビティの選択肢が限られているという点。
「『タイランド・ビエンナーレ』といった国際的なアートイベントはプーケットでも開催されるのですが、常設の美術館のような場所が少ないのは寂しいですね。また、暑くて、長時間屋外にいられないので、子どもが外遊びをするのも難しくて。室内のプレイグラウンドも選択肢が決まっているし、それ以外はショッピングモールなど、外出先は固定されてしまいますね」
意外と使いやすいナンプラー、ココナツミルク
すべての画像を見る(全12枚)タイに移住してから、シベさんの食生活にも変化が。
「家でもすっかりタイ料理を食べるようになりました。ハーブや香味野菜などの食材が手に入りやすくなったので、自宅でも本格的な味を再現しやすくなって。子どもたちはまだ辛いものが食べられないので、ウンセン(春雨)の炒め物など、唐辛子を使わないタイ料理を出すことが多いですね」
同時に、常備している調味料も変わったそう。
「日本にいるときよりよく使うようになったのは、オイスターソースとナンプラーです」
ナンプラーはもて余しがちという声も聞かれますが、シベさんにとっては欠かせない調味料だといいます。
「ナンプラーって、意外となんにでも合うんですよ。私は、チャーハンや炒め物にも入れますし、魚の発酵調味料なので、スープに使うと、だしいらずでうま味が出ます。ココナツミルクも、今では冷蔵庫にあるのが当たり前になりました。余ったら、鶏肉と野菜のスープ『トムカーガイ』にしていますね」
タイの食材は日本では手に入りにくいものもありますが、シベさんの新刊では、身近な食材で再現しやすいタイ料理のレシピも紹介しているので、是非参考にしてください。

