和ダンスの処分に苦悩。だれも和服を着ないのに…

和ダンス
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なかでも、ぐりーんさんが処分を悩んでいるのが和ダンス。中身は、ぐりーんさんの祖母(母の母)が着ていた着物や、祖母の親しい友人から譲り受けたものです。

「母が和服を着ていた記憶はなく、これらはいわば“祖母の思い出”を丸ごと譲り受けたものたちです。かといって私が着るには丈が短く、この家ではだれも使えません。それでも手放す話をきり出すと、母は強く抵抗します」

和服

和服をどうにかして残すのか、だれかに譲るのか、処分するのか。

頭では分かっていても、なかなか踏んぎりがつかない…。祖母から受け継いでから、そんな状態がもう何十年と続いています。

「母の様子を見ていると、決断を先延ばしにしている印象です。どこかで考えが止まって、どうしていいかわからないのではないかと感じています。手放さないままでいれば、最終的にだれが処分しなければならないのか。娘の私しかいないということはわかるはずなのですが…」

ひとりで背負う覚悟を決めた

和室

本当は、祖母の和服の価値や背景をいちばんよく分かっている母自身に決断をしてほしいというのが、ぐりーんさんの本音です。でも話し合いを何度か繰り返した結果、「その判断を下すこと自体が、いまの母には大きな負担なのではないか」と感じるようになったそうです。

「以前は母が元気なうちに片付けたいと思っていましたが、今すぐ処分するのはあきらめました」

遅かれ早かれ、いずれ処分と向き合うことになる大量の和服。そのときは、ぐりーんさんがひとりで背負うつもりだそうです。

「本当はいちばん早く手をつけたかった場所ですが、ここは両親の家。そして両親の持ちもの。あえて手をつけないという選択肢もありではないでしょうか。今は母との関係性を損なわないことを優先したいと思っています」

ぐりーんさんの体験談、ぜひ参考にしてみてください。