Q:疲れやすくなりました。寝ても疲れが抜けずやる気も出ません…
すべての画像を見る(全3枚)続いては、疲れやすくなったことについての質問です。
「40代になってから、とにかく疲れやすくなりました。寝ても疲れが抜けず、朝すっきりと起きられません。やる気を出そうと思っていますが、体がなかなかいうことを聞いてくれません…」(41歳)
A:年齢とともに疲れやすくなるもの。無理せずしっかりと休息を
更年期には女性ホルモンの減少により自律神経が乱れ、その影響で睡眠の質が低下し、疲れがとれにくくなります。さらに、胃腸の消化・吸収力が落ちることでエネルギー不足や代謝低下を招き、筋肉量も減少して体力が落ち、思うようにパワーが出ないと感じることもあります。
でも、振り返ってみてください。長年走り続けたクルマにガタがくるように、40〜50年走り続けてきた私たちの体も経年とともに性能が低下し、メンテナンスにもそれなりに時間がかかるようになるものです。
とくに手を打たなければ、加齢とともに体力が落ちていくのは自然な流れです。今の自分の体の調子に合わせて、がんばりすぎないようにペース配分をしていきましょう。これまでどおり仕事や家事を詰め込むのではなく、60〜70%の出力でもこなせるように計画を立てるなど、疲れにくく過ごすための工夫をしてみてください。
●「疲れにくい体」に整えよう
また、更年期はメンタル的に落ち込みやすい時期。やる気が出ないときはだれにでもあるもの。もし、疲れを感じたら早めに休息を。なによりも睡眠が大切ですから、早めにベッドに入り、横になるだけでも疲れの感じ方は変わるはずです。
疲れにはケアすることが大切ですが、それと同時に、今からでも遅くないので、疲れにくい体に整えていきましょう。私はジムに通って体力づくりを心がけています。毎回、腹筋25回×数セットをこなして筋肉を鍛えているおかげで、疲れにくい体を維持できていると感じています。
ただし、朝起き上がれないほどの強い疲労感がある場合は、甲状腺疾患や貧血などの不調がベースとなっている可能性もあります。長引く疲れは放置せず、医療機関に相談してくださいね。長引く疲れは内科で相談を。胃腸の働きが低下しているとパワーが出ないので消化器科も。また、やる気が出なければ精神科の受診も。
現在発売中の書籍『高尾美穂のオトナ世代のこころとからだ相談室』では、婦人科系の悩みをはじめ、加齢にともなう体の不調、ライフスタイルの変化による心のゆらぎなど、40代以降の女性の悩みについて、高尾先生が優しく丁寧に解説しています。

