Q:頭痛や立ちくらみは更年期のせい?
すべての画像を見る(全3枚)続いては、頭痛、立ちくらみについての質問です。
「更年期症状があり、2年前くらいから頭痛と立ちくらみがあります。市販薬を飲むと落ち着きますが、調子が悪いときは数日続くことも。この症状が更年期によるものなのか、ほかの病気か区別がつきません」(53歳)
A:年齢的に病気のリスクが増加。ほかの病気ではないか検査を
まず大前提として、更年期障害の診断には、ほかの病気が原因ではないか確認する必要があります。頭痛や立ちくらみは女性に比較的多い症状ですが、更年期によるものとは限りません。
たしかに更年期は、女性ホルモンの乱高下が激しく、自律神経が乱れやすいとき。そのため血管の収縮・弛緩や血圧の調整がうまくいかず、頭痛や立ちくらみが起こることも珍しくありません。
しかし、慢性的な頭痛や立ちくらみのようなふらつきには、脳腫瘍といった怖い病気が原因の場合もあります。相談者さんは更年期症状を感じているようですが、すべての不調を「更年期のせい」とひとくくりにするのは危険なことです。「市販薬を飲めば治まるくらいの軽い頭痛で病院に行ってもいいの?」と悩まず、専門医への受診をおすすめします。「仕事や家事を休みたい…」と感じるほどの症状であれば、病院にかかる立派な理由になります。
●定期健診で健康チェックをしましょう
さまざまな不調が現れる更年期は、健康状態の棚卸しをする絶好のタイミングです。気になる症状の裏に大きな病気の原因がないかチェックしましょう。40代以降は、女性は子宮体がん、乳がん、卵巣がんのほか、大腸がんの罹患率が上がります。また、健康を守っていたエストロゲンが減ることで血圧、コレステロール値などが高くなり、動脈硬化、糖尿病などを指摘されるケースも増えるので、定期健診も忘れずに。
なお、検査の結果、「様子を見ましょう」と言われると病院に行くのをやめてしまう人がいますが、これはもったいないこと。健康に対する心構えが必要な世代だからこそ、面倒くさがらず「経過」を「観察」するための通院をおすすめします。
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