4:収納場所は臨機応変に
すべての画像を見る(全6枚)以前は、食器棚には食器、クローゼットには衣類と、収納場所は用途で決めるものだと思っていました。しかしその決まりに従うことで、かえって使いにくさを感じることもありました。使う場所と収納場所が離れていたり、戻すのが面倒に感じたりすると、片付けがあと回しになってしまいます。
今は「ここになにを入れるべきか」ではなく、「ここに入れることは自分にとってラクか」で考えるようにしました。人の決めた基準や常識に振り回されず、決まりをゆるめることで、自分に合った配置になり、自然と戻しやすくなりました。
収納はだれかが決めた正しさではなく、自分の暮らしに合っているかで考えることが大切だと感じています。
この習慣を続けて10年。感じているのは、片付けが特別なことではなくなったということです。
以前は「きちんとやらなければ」と思うほど負担になり、できない自分に気持ちが乱れることもありました。けれども収納に余白があると、無理に整えようとしなくても自然と元に戻せます。じつはこの余白は、見た目のためではなく、自分の機嫌を損なわないための工夫でした。
戻しにくい状態は小さなストレスとなり、気づかないうちに積み重なっていきます。余白をつくることで、そのストレスが減り、どんなときでも淡々と戻せるようになりました。
「もののためにイライラする時間がいちばんもったいない」と考えるようになってから、暮らしの選び方も変わったと感じています。

