家事やもの選びを見直し、暮らしが好転した事例を紹介します。夫と小学生の子どもの3人家族で暮らしている、アンティーク器店「aru」店主のかなさん(40代)のケースです。夫の転勤で10年間に6回の引っ越しを経験し、ものが少ないシンプルライフにシフトしたかなさん。ここでは、この10年間で変えてよかったと実感している、3つの心がけについて語ります。

※ ESSEonline10周年の記念特集「私と10年」。ESSEonlineライターが「この10年でやめてよかったこと」をテーマに書き下ろします。

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40代、暮らしが好転した「3つの心がけ」とは?
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朝型にシフトして「自分時間」をもてるように

ティーポットとティーカップと花の画像

以前の私は典型的な夜型人間。子どもを寝かしつけたあとの深夜、静まり返ったリビングでダラダラとスマホを眺めたり、マンガを読みふけったり…深夜ひとりで過ごす時間が唯一の息抜きだと思っていました。

ですが、年齢を重ねるにつれて夜ふかしの代償を感じるように。翌朝に体のだるさが残っていたり、それによって朝の支度もスムーズにできず、どんどん心の余裕がなくなっていきました。

あるとき、まだ小さかった息子を寝かしつけていたら一緒に寝落ちしてしまい、目覚めたのは朝4時。早朝に残った家事や仕事をしてみたら、いつもより格段に早くタスクが完了できて驚きました。

このできごとがきっかけで、朝の時間を有効活用できると、一日をいいリズムで始められると実感。現在は、小学生になった息子と同じ21時には布団に入って、朝は家族より1時間早く起きる朝型へシフトしました。

静かなリビングで温かい飲み物を片手に手帳を開いたり、読書をしたり。家族が起きてくる前にメイクを先にすませたりしておくことで、朝のバタバタを軽減し、自分時間も確保できるようになりました。

衝動買いはやめて「本当に欲しいもの」を選ぶ

お弁当箱の画像

もともと「セール」や「お買い得」という言葉に弱く、衝動買いをしてしまうことが多々ありました。その結果、クローゼットには一度も着ていない服が眠り、キッチンには使いこなせない便利グッズがあふれていました。

わが家は、夫の転勤によって10年間で6回引っ越しをしています。そのたびに、ものの取捨選択を迫られるなかで、衝動買いや安さで選んだものは、結局、大して使わず処分する羽目になっていることに気づきました。

そんな経験を経て今は、安さやお得感に左右されるのではなく「自分の暮らしに合っているか」「ずっと使いたいと思えるか」という基準で選ぶようになりました。いいなと思うものがあっても、在庫がありそうな場合はその場ではいったん保留にして、家に帰ってそのものを実際に使うイメージをしてから迎え入れることを意識しています。

また、質のよいものを長く使いたいとも思うようになりました。母からもらった漆塗りのわっぱ弁当も10年愛用していて、現在は息子用のお弁当箱にしています。最近、息子がお弁当箱1つではたりなくなり、もう1つ追加で購入しました。

本当に気に入ったものは飽きずに長く使えるので、たとえ少し値が張るものでも、結果的には無駄づかいを防いでくれている気がします。